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2006年08月28日

トスカーナ第1日目

快晴 / 外気温?
7時50分起床。昨日は車の運転だけだったが疲れていたのか、グッスリと眠ることが出来た。寝室の窓から入ってくる朝の光に心なしか力強さを感じる。ここはミュンヘンから700Kmも走った南だもの、それは当然か。昨夜、こちらに着いてからミュンヘンに電話してみたが、ミュンヘンは11月のような寒い気候だという。

物音に目が覚めてみるとブリギッテが水着姿で立っている。たった今、プールで一泳ぎしてきたところだという。

image 7時半頃なのにプールの水はそれほど冷たくはなかったそうだ。しかし、水の嫌いなわたしにはとてもとても。ミュンヘンにいるときでも仕事のない時には朝起きると、義母の住んでいるアパートのプールに泳ぎに行っていた彼女にはこういう環境はたまらないだろう。これがどうしてわからないのだろうか

image シャワーを浴びたあと台所に続く小さなテラスでの朝食。朝の空気はちょっと冷たいかなと感じるけれど、それでもTシャツ一枚でちょうど良いくらい。昨日ここに到着したときにはもう夕方で薄暗くなりかけていて、われわれは疲れてもいたからこの別荘の環境をよく見ないで眠りについた。今朝になってから興味津々で見て歩くと、その素晴らしさに驚く。これが本当の別荘だろうと思う。" Schöner Wohnen " という雑誌があって、それにはよくイタリアの素敵な住まいを紹介してあるのだが、ここはまさしくその雑誌のグラビアにでも出てくるような環境である。

9時半頃に近くに住むイタリア人が庭の整備に訪れる。勿論イタリア語しか話さないから、彼がペラペラと喋るとわたしにはまったくわからない。学校で習ったイタリア語なんてもうすっかり役にたたなくなっている。人柄の良さそうな初老のイタリア人だった。朝食が終わってから午前中は下のテラスに座って本を読んだり、マックをいじったりする。外出は午後から。

まずやらなくてはならないことは今晩からの食料の買い出し。この別荘の主人が教えてくれたスーパーマーケットまで車で走ることにする。その街は Montevarchi (モンテバルキ) というのだが地図で捜しても見つからない。われわれの探し方が悪いのだが、義母に借りてきたカーナビにその名前をインプットするとそこへ誘導してくれた。道路を選ぶときに「最短距離の行程」と「最短時間の行程」と選ばなくてはならないのだが、今日は後者の方を選んだ。これが山あり谷ありのまるで一車線であるかのような道なので運転していたブリギッテは随分びびっていた。(汗)  時々、道を間違えているのではないかという疑問が頭に浮かんだが、結局カーナビが正しくて目的地に到着。こんな道は地図を見てもなかなかわからないから、今回はカーナビを持参してきて大正解だった。

大きなスーパーマーケットでドイツとは違う品揃え、価格だったからブリギッテは楽しそう。Schinken と Mortadella をそれぞれ300グラムずつ薄く切って貰ったのだが、ミュンヘンで買うよりはかなり安いということだった。約100€の買い物をして帰途につく。帰り道にやはりこの別荘の主人が教えてくれた Prada というファッションメーカーのアウトレット (Outlet) に立ち寄ってみる。ザッと見た感じでは余り購買欲をそそるものがなかったし、わたしの目にはずいぶん高いと思った。(って、原価を知らないのだが)5時半頃に別荘に帰り着く。

ブリギッテは早速水着に着替えてプールに飛び込んだが、わたしは冷蔵庫の中にあったビール (Beck's) を探し出してきて、買ってきた生ハムとモルタデッラの薄切りを口に放り込みながらまず一杯。この頃から風が強くなる。夕方の一泳ぎを終えてから、ブリギッテは料理を始めた。今日買ってきたマグロの切り身をフライパンで焼き、それにトマトを添えたもの。マグロが新鮮だったせいか美味しかった。食事のあとは本を読んだり、マックに向かったりしているうちに夜も更けていく。明日もいい天気だといいのだが。