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2006年09月01日

Montepuluciano, Pienza へ

快晴 / 外気温16度(朝、8時半)
今日も快晴。太陽の光りは惜しみなく注いでくるが、空気がサラリと乾いていて押しつけがましさを感じない。ミュンヘンのよく晴れた8月始めの頃の気候に似ている。昨日、オリーブ・オイルとワインを買いに行ったところで勧められた、上記二つの街を訪れることにした。

まだ眠りの中にあるときにブリギッテに起こされる。見るとすでに水着姿になっていて、彼女の眼鏡が見つからないといって焦っている。たまたま、彼女が昨夜本を読むときに眼鏡を外すのを見ていたので、すぐに見つけてあげられたが、それは暖炉の角だった。(汗) いつも通りのテラスでの朝食のあと、上に書いた二つの街へ行くことにする。地図で見るとこの街は隣町のようだから、余裕で半日観光できるだろう。

今日もカーナビはわれわれが地図で調べた最短距離をとらずに、なにやら山道をドンドン登っていかせる。どうも最短時間 (Schnelleste) よりは最短距離 (Kürzeste) に設定した方がわれわれの要求に適うような気がする。とにかく、結果的には一部高速道路を使って無事に モンテプルチアーノ (Montepuluciano) に到着。ちょうど12時の鐘が鳴り響いていた。

image例によって街の中心地までは車が入れないので城門の外に駐車してそこからダラダラ坂を登っていく。いかにも中世の堅固な山城という感じである。

image両側に店が並んだ狭い坂道(ちょっと清水の三年坂に似ていなくもない)を登っていくと大きな広場に出た。空の色はあくまでも青くそよそよと風が吹いていて気持がよい。観光客も少なくて教会の前の階段に座ってしばらく休憩した。

image15分ぐらいしてからそこから下ることになる。途中にあった音楽学校(だと思う)の地下に下りていくと大きなワインの樽が並んだ地下室に行きついた。この地下の酒蔵はなかなか圧巻の眺めである。どうやらがけの上は音楽学校で、その下が酒蔵とワインのお店になっているようだ。

車を止めてある場所まで戻ってくると、スーパーマーケットの袋を持った人々行き会うので、ブリギッテもちょっとした買い物をしたくなったらしい。ちょうど通りかかった女性に声を掛けて訊いたら、ドイツ語のペラペラ話せる人でビックリ。なんでも東ベルリンで6年間勉強したという。彼女に連れて行って貰ったスーパーマーケットで水とその他の買い物を済ませて、次の目的地であるピエンツァ (Pienza) へ。

imageここへは車で20分も走ると到着。こぢんまりとした可愛らしい街である。

image特にどこという見所もないのだが、ローマ法王のピオ2世 (Pio II)-1405年生まれーの出身地であるということでカトリックの盛んなイタリアでは特別な意味を持つ街のようだ。

imageここも街を一巡してエスプレッソを飲んだら1時間もしないうちに見終わった。ちなみに、今日飲んだエスプレッソの値段は両方の街とも一杯 0.8€ だった。大都市へ行くともう少し高いのかな。

3時頃ピエンツァ (Pienza) を出発して、5時頃には帰宅できるかなと思っていたら、カーナビがまたまた不調で妙なところへ連れて行かれて頭がカリカリしてきた。仲間の話では TomTom go というのが良いというので、自分で買うときにはそれにしようと思う。

結局、予定よりも1時間遅れの夕方6時頃に到着。わたしは早速ビール、ブリギッテは水着に着替えて一泳ぎしてからやっと落ち着いた。夕方7時半頃からテラスでの夕食。少し風邪が出てくるとこの時間は少し寒くなってくる。明日はどこへも出掛けずに、少しのんびりしようと話し合っている。