« まるで春の宵のような | Main | 秋の到来を告げる雨 »

2006年09月26日

Videorecorder が壊れた

数日前から Videorecorder の調子が悪くなっていると娘から報告を受けていた。録画したテープを再生しようとすると斜めに白黒の縞模様が走って音も出ない。最初は数分そのままにしておくとだんだんと絵が出始め、そのうち音が出てなんとか再生できていたのだが、昨日は10分以上過ぎてもその症状は治らない。どうもご臨終のようだ。

この Videorecorder は JVC(日本ビクター) 製のもので型番を HR-D370EG という。購入したのはなんと1987年7月23日。(取扱説明書の裏にわたしが購入期日を記載しておいた)間もなく19年にもなろうかという機械である。末娘のカローラが生まれる一年前である。そして驚くべき事に買ってから今日まで故障知らずで修理に出したことはない。その時に JVC から出ていた Videorecorder の中での一番高い機種だったのだが、それにしても見上げたものである。こういう事実があるから、わたしは予算がありさえすればそのグループの中の最高機種が欲しいと思う。機械ではあるのだが、本当に19年間ご苦労様でした、と言ってあげたい。(^_^)

さて、Videorecorder だが、今夜からでも新しいのが欲しいとカローラに注文される。友達から借りてきたヴィデオテープをどうしても早く見たいのだそうだ。今日はわたしの休日なので10時の開店を待って購入に出掛けた。わたしはそのうちにハードディスク付きのDVD Recorder を買いたいと思っていたのだが、考えてみると Videorecorder もなくては困る。長年録り溜めたテープがけっこうあるので、それを再生できる機械を一台は持っていたい。

最初に量販店の MediaMarkt に出掛けて Videorecorder を探したが、驚いたことに、これが無い!そこに展示してあったのはたったの二機種で SEG (89ユーロ)とFUNAI (49ユーロ)というまるでオモチャみたいなもの。あとは全て DVD Player か DVD Recorder とのコンビになっている。

そこでハタと考えた。現在わが家にはちゃちではあるが二年前に買った Panasonic の DVD Player がある。となると、ダブらずに済むのは DVD Recorder とのコンビ機になる。良く眺めてみるとこれにも二つ種類があって高いものはハードディスク付き DVD Recorder とのコンビになっている。ハードディスク付きの DVD Recorder はこれからどんどん進化して性能も良くなっていくだろうし、値段もこなれてくるからその時に買うことにして、今回は普通の DVD Recorder と Videorecorder のコンビ機を買うことにした。選んだ機種は韓国の LG から出している RC 185 というモデル。

MediaMarkt での値段は289ユーロ。しかし、そこですぐ買うような真似はしない。(笑) そこから S-Bahn で一度市内に入り今度は Saturn で捜してみるとここは10ユーロ安い279ユーロ。そこから歩いて五分ぐらいの所にある Karstadt を覗いてみるとなんとここではさらに安い 249ユーロである。オオッ!と思い、それでは Marienplatz にある Kaufhof はどうかと期待していって見たがそこは 299ユーロと最高値が付いていた。(-_-;) もう一度 Karstadt に戻って 249ユーロで購入したのはいうまでもない。

帰宅してすぐにセットアップ。いろいろいじっている最中だが嬉しかったのは、日本から送ってもらった NTSC 方式で録画されたヴィデオテープがなんの問題も無く再生されたこと。これはまったく期待していなかったのでとても嬉しい。これで居間のテレビ台に並んで置かれていた小さな日本のテレビを片づけることが出来る。(^_^) そして、この器機の前面のカバーを開くと他の器機を接続できる入力端子がある。まだ試していないけれどもしかするとここに8ミリカメラを繋ぐ事が出来るかもしれない。そうすれば娘たちの子供時代に録り溜めた8ミリフィルムを DVD に焼くことが出来る。そこまで出来るとすれば、これは安い買い物だった。

(追記)
安い買い物をしたと喜びもし、得意でもあったのだが、このエントリを書いているときに試しにオンラインショップを探してみたらなんと207 ~299 ユーロと幅があった。わたしはその中間の値段で買ってしまったのだが、すぐに手に入ったし、オンラインショップの手続きなども煩わしいから、これで良かったのだと自分を納得させている。でも、ちょっぴり悔しいなぁ。(汗)