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2006年11月09日

ゴーリキー・パーク / マーティン・クルーズ・スミス著・中野圭二訳(早川書房)

image これもJapan Club からお借りしてきた本。自分では絶対に買わなかった本だろう。いや、この本の出来がどうのこうのと言うよりも、これだけ細かい字でビッシリと書かれた分厚い翻訳小説を読み通す根気が不足しているからなのだが。今回も途中何度か投げ出したくなったけれど、頑張って最後まで読んだ。

読み終わった直後の感想としては「途中で止めていたとしてもそれほど残念ではなかった」かもしれないというもの。(汗) まだ東西の冷戦があった頃のソヴィエトとアメリカにまたがる冒険小説(スパイ小説?)なのだが、とうとう最後までドラマの中に入って行けないままで終わってしまった。

翻訳小説によくあることだが、西欧人の著者が書いたウィットとかアイロニーとかがわたしにはそれほど訴えてこないのである。このへんがスンナリと理解できないと、こういう小説を読むのは辛い。それでも貴重な体験をすることが出来たと言うことで Japan Club に感謝。

(2006年11月9日読了)