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2007年01月06日

CDが取り出せない!(長文です)

まだ手にして一ヶ月も経たないアンナの MacBook に問題が発生。解決は出来たがそれも2時間ほどの格闘のあと。以下はその顛末である。

久し振りにソファに横になりシェリー酒をチビチビやりながら推理小説を読んでいた幸せな週末の時間。そこへアンナが登場。CDがマックから取り出せなくなったと、顔が青ざめている(そんなことはないか)。

この問題には過去に何度か遭遇していて、私はもうその対処法を暗記しているから、ちょっと勿体をつけて(笑)「どれどれ、見せてご覧」と手に取ってみた。対処法とは3つほどあって
1.
キーボード右上にある取りだしボタンを押すか、デスクトップ上のCDを選んでおいてFinnder メニューバーの[ファイル]から[取りだし]を選ぶ。又は、選んだCDをズルズルとゴミ箱まで引きずって、ゴミ箱のアイコンがディスク取りだしボタンに変わったら手を離す。(ここまでは誰もが知っている)
2.
再起動をかけてマウスのボタンかトラックバックのクリックボタンを押したままにする。(これは知らない人もけっこう多い)
3.
Open Firmware をつかう。(これはかなりの人が知らない…と思う)
どうするかというと、再起動をかけるのは2.と同じだが、その時に[アップルマーク]+[オプション]+[O ]+[F]を押し続ける。すると[Welcom to Open Firmware] という画面が出てくるので、そこでキーを離す。次に[eject cd]というおまじないを打ち込んでリターンキーを押し、ディスクが出てくるのを待つ。するとギコギコという音がして目出度くディスクが飛び出してくる。(笑) この動作が完了すると画面に[OK]という文字が出るので、次に[mac-boot]というおまじないを打ち込んでリターンキーを押すと見慣れたマックの画面に戻ることが出来る。(目出度し目出度し)

ということで、まず、おもむろに1.を試みる。ーー駄目。
次に2,を試す。ーー駄目(あれっ?しかし私には奥の手があるのだよ、フフフ)
その奥の手の3.を試す。しか〜し、[アップルマーク]+[オプション]+[O ]+[F]を押して再起動をかけても[Welcom to Open Firmware] という画面が出てこず、そのまま細動の動作が終了してしまうではないか。一瞬私も青くなった(と思う)
慌てて[Macヘルプ]を見ると括弧付きで(コンピュータによっては Open Firmware が機能しないこともあります)とある。なんでだぁ〜、と心の中で叫んでいた。

それから後はああでもない、こうでもない、と手に汗を握る MacBook との格闘が続く。そう言えばアンナが「 iTunes の動作がおかしいんだよね」と言っていたのを思い出して iTunes のアプリケーションと、初期設定ファイルをゴミ箱に捨てて再起動。しかし、これも効果無し。この時点で時間は夜中の一時。疲れてきた。

ターミナルを使えば良いかなと思って調べてみたが、出てこないCDを取り出すような呪文は見つからない。まあ、保証期間中のことではあるし、AppleCareにも入っているからこれはアップルに送るしかないなと覚悟した。しかし、どうして新しい MacBook にはクリップを差し込んで処理する昔ながらの方法が無いんだろう、と思いながらCDが入っているスリットを明るいスタンドの光の下で見ると、あれ〜?

スリットの真ん中辺になにやら不透明な白いものがポツンと見える。注意深くその両側からソ〜っと外に押し出してみるとシリコンのような手触りの5ミリ大の固まりを取り出すことが出来た。接着剤を刮げて丸めたような感じのもの。(思いだしたが、Mac Fan などの雑誌にCDが張り付けてあるが、あの接着剤と同じものだった)何かの拍子にスリットに張り付いてしまったのだろう。なんと、原因はMac内部の不都合ではなくてこれだったのだ。ここで[ディスク取りだしボタン]を押したら目出度くCDは出てきてくれた。(笑)

長々と書いてきたが、これに掛かった時間はたっぷり二時間。そのあとベッドに入っても目が冴えて一時間ほどは寝付けなかった。Macは世話が焼ける。(汗)