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2007年01月21日

「チェネレントラ」の一回目

今日から「チェネレントラ」のシリーズが始まった。しかし、今回はたった2回の公演(今日と24日)。

今回の目玉はラミーロ役のイタリア人テノールとチェネレントラを歌うメゾソプラノの若いスペイン人歌手だろう。とにかく、最初からエンジン全開で飛ばす、飛ばす。新鮮な、勢いのある声に加えて、コロラトゥーラもピタリと決まり、快感この上なし。ロッシーニの音楽がそこにあった。

しかし、オーケストラ付きの舞台稽古で感じたような凄さというのは本舞台の上では味わえなかった。舞台というのは怖いなぁと思うときである。特にメゾソプラノは少し緊張しすぎて縮こまった感じも受けた。若いテノールはもう一つの壁を突き破れば世界に羽ばたけるようになるだろう。それは現在の彼にとって、そんなに難しいことではないように思える。

BesetzungMusikalische Leitung: Riccardo Frizza
Inszenierung, Bühne und Kostüme: Jean-Pierre Ponnelle
Regie: Grischa Asagaroff
Chöre: Andrés Máspero

Don Ramiro: Antonino Siragusa
Dandini: Nikolay Borchev
Don Magnifico: Bruno Praticò
Clorinda: Chen Reiss
Tisbe: Helena Jungwirth
Angelina: Silvia Tro Santafé
Alidoro: Eike Wilm Schulte

Das Bayerische Staatsorchester
Der Chor der Bayerischen Staatsoper

La Cenerentola から2007年1月21日に引用