« 休日、のんびり | Main | 自動車ガソリンの値段(2007年2月7日) »

2007年02月06日

「みぞれ」模様の一日

みぞれ / 外気温4度
6時半起床。いつもより早い起床だが、昨日は23時にはベッドに入ったのでこんなものだろう。睡眠時間は充分足りている。朝からみぞれ模様の一日だった。こういう日は歩けないので雪よりも始末が悪い。

それでも午前中の練習へはしっかりいつも通り歩いた。やはりけっこう濡れてしまった。用心して古いボルサリーノをかぶっていって正解。前半の一時間は音楽稽古で "Moses und Aron" 。そのあとはホヴァンシチナの舞台稽古。第三幕の演出が始まったのだが今日は段取りだけで終わってしまった。

帰途、Y.Suzuki さんに立ち寄り「功名が辻」のDVDを返却する。「もうすぐー風林火山ーが入ってくると思いますよ」とおっしゃったが戦国物はもうしばらく見る気が起きない。ひと休みである。先日、読み終わった「占星術殺人事件」と「水晶のピラミッド」の二冊をお店の本棚にプレゼントしてくる。お客さんの誰かが借りて読んでくれたら嬉しい。

Rosenheimerplatz でしばらくぶりに「鶏の丸焼き」を買って帰り昼食はそれを食べる。ブリギッテが魚料理を作っていったのだが、それは明日に回しても大丈夫だろう。食べ終わってコーヒーを飲んでからまたソファの上で仮眠を取る。16時前に起きあがって夕方の練習へ。

今夜の練習会場は McGraw Kaserne なので本来なら歩くところなのだが、みぞれが続いていてちょっと無理。しかたなく車で行った。前半は "Moses und Aron" の音楽稽古。今回のシリーズは Zubin Mehta から Lothar Zagrosek に替わる。その彼と今日は初めての練習。

最初は彼のテンポに大いに戸惑う。とにかく速度と音量の揺れの振幅が大きいのである。確かに楽譜を見ると彼の要求することがちゃんと書かれていて、どこも間違ったことをやっているわけではない。彼の要求通りにやれれば、いかにも現代音楽らしい緊張感が生まれてくるのにも驚いた。反対に Zubin Mehta 氏はこの起伏の激しいオペラをきわめて平坦に、言い換えれば退屈に振ったのだということがわかってしまった。残念なのは、今回彼と一緒にやれる練習時間が少ないということ。神経を張りつめてやらないと舞台の上で取りこぼしが出る恐れが出てくるかもしれない。スリルに満ちた公演になりそうな予感がする。