« 今日は死んでた。(汗) | Main | 病欠二日目 »

2007年04月18日

男のひ弱さ、女のしたたかさ

報道ではアメリカでの銃乱射による33人の死者、日本の長崎市長の射殺のニュースが伝えられているが、わたしの身近でも生と死のニュースが。

まず、「死」の方だが、次女のユリア(21歳)の元同級生がアパートの5階から飛び降り自殺したという。彼はその数日前にそれまで付き合っていたガールフレンドと別れたばかりだったという。そのガールフレンドも同クラスだったようだ。飛び降り自殺の原因がその別れによる寂しさからのものかどうかは当人にしか分からないのだが、彼女の方から持ち出された別れ話だったという。

これが、振られたのが逆に女性であった場合に、彼女は「死」までは突き進まなかったのではないか、というのがわたしの感想である。この年代の男はふとしたことで自殺しかねないほど、もろい、不安定な状態であるというのは分かる気がする。

次に「生」の方は、末娘カローラ(18歳)の同級生(男)のガールフレンド(17歳)が妊娠してしまい、6月の出産だという。こちらは目出度いんだか何だか分からない話だが、第三者の無責任な目から見ると、新しい生命が生まれるというのはどこか明るくて救われる。彼の方はわが家にもよく遊びに来ていて、寿司などを作って喜んでいた、まだ、子供子供じみた若者である。

わが家の末娘も現在はボーイフレンドがいて幸せ一杯なのだが、わたしの唯一の気がかりはこの点である。別に倫理観の問題で気にしているのではなく、今、赤ん坊が出来るようなことがあったら、彼女のこれからの人生設計が大幅に違ったものになるのは避けられないし、それはきっと平坦な道ではないと思うのである。

ブリギッテにそのことを訊いてみると「そういう事態にはなって欲しくないけど、その時にはその時よ。わたしもおばあちゃんもいるから育児は手伝ってあげられるし、道はいくらでもあるわ。今、生まれたとしてその子が20歳になったとき、カローラはまだ38歳よ。それって素敵なことだわ」という答えが返ってきた。またまた肩すかしを食わされたようで、わたしはなんだかなぁと考え込んでしまった。やはり女性の方が生きていくにはしたたかだ!