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2007年04月22日

ひと味違う

久し振りにおいしい Weisswurst を食べた。

昨日は土曜日ということでミュンヘン市の Schlafthof (食肉解体場) 脇にある古いレストランを選んだ。お目当てはおいしい Weisswurst (仔牛の肉で作った白いソーセージ)を食べようというわけだ。最近は日本でも食べられるそうだからずいぶん知られるようになっているが、このソーセージはその日に作ってすぐに、それも午前中に食べるというのが本来の食べ方である。きっと時間の経過による痛み方が速いせいだと思うのだが、冷蔵庫などの無かった時代にはこうするより仕方がなかったのであろう。その頃の習慣が守られていて、最近でも午後には提供しないレストランがある。今日は、どこよりも新鮮でおいしい Weisswurst を食べようと Schlafthof (食肉解体場) に接した古いレストランを選んだのである。 

image 空は雲一点無い快晴なのでレストランの外にしつらえられた席に座った。花粉症が心配だったが、その時にはその時とスプレー携帯でわたしも外に座る。土曜日の朝だからか、この近くに住む人達がついさっき起きたような寝ぼけ顔で朝刊を読みながら Weisswurst を食べている。映画で観るフランスのカフェの風景を思いだした。(^_^)

このレストランの Weisswurst は過去に一度だけ食べたことがあるのだが絶品である。実を言うと、Weisswurst はわたしは余り好きではない。ごくたまにお付き合いで食べる程度でそれでも二本が精一杯。ところがここの Weisswurst はスッキリ爽やかで(それが新鮮だということなのだろうが)なんと4本がすんなりと腹に納まってしまった。そして食べたあとでも胸が焼けたり胃がもたれたりすることが無くて快適。鮮度の違いがこんなに味にも食後感にも影響するものかなと感嘆しきり。最近はすっかり慣れたノンアルコールビール (今日は Paulaner )を二杯飲んで気持ちよく引き上げた。