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2007年05月23日

居心地の悪さ

このところどうも心落ち着かない日々が続いている。暇なのである。自分の時間がありすぎる。シーズンオフの決められた夏休みなら大いばりでその期間を堪能できるのだが、ここ数日、ちょっと後ろめたいような居心地の悪さを感じている。

現在は "Luisa Miller" の舞台稽古が佳境に入ったところで、わたしの同僚達は毎日練習があって大変なとき。しかし、このオペラの合唱は大人数を必要としないようで、今回は各パートから数人がお役後免となっている。わたしの所属している第一テノールでは13人の中の4人がこれから外れて、わたしはその1人となった。どうも、これまでの勤務時間数の多い順に上から4人を外したようだ。ちなみにわたしは真面目に勤めているので(笑)、上から2番目か3番目。

加えて、先週からはわたしが乗っていない公演 "der Rosenkavalier" "Orphée et Eurydice" のシリーズが続いているから夜の仕事も無し。今週などは天気も最高に良いからまるで夏休みの気分である。(^_^) こういう事はこれまで記憶がない。

昨日、散歩をしながら聴いていた Podcasting の番組の中でレイオフという言葉が出てきた。ご承知の通り、レイオフとは給料が60%ぐらいに削られて、ある期間自宅で待機するというもの。なんだか今のわたしはこれに近いなぁというのが偽らざる感慨だった。今回のわたしの場合、給料はカットされません。(汗)

そんなところへ夕方帰宅したブリギッテが年金生活者さん、今日は一日なにをしていたの?と茶化す。そうだよなぁ、彼女の言うことは当たってる。年金生活者になったら、こういう静かな毎日が続くんだと考えると、もっともっとたくさんの趣味を作っておかなくてはと、あらためて思うのだった。