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2007年08月19日

九州の旅は続く

日曜日・曇り / が、暑い
6時起床。昨夜はけっこう遅く就寝したのだがいつも通りの目覚め。8月11日に八甲田山を下りてから初めての曇り空。このへんで一雨降ってもいいなぁ、と思う。3泊の熊本滞在を切り上げて、今日は久留米駅からほど近い城島というところに来ている。

6時に起きてからシャワーを浴びてゆっくりと荷造りをする。荷造りとはいっても大したことではない。このホテル・サンルートというのはなかなか快適なホテルだった。街の真ん中に位置していて観光スポットに出掛けるのにも便利だし、ちょっとした食事をするにもまったく困らない。今回はこの暑さだったから、午前中の計画をこなしたあと、一度帰ってシャワーを浴びスッキリするということも容易だった。ユーロ高の影響で一泊 36ユーロということになる。少なくともミュンヘン市内ではこの値段で泊まれるところなんてない。有り難いことである。(^_^)

昨日は疲れてしまって行けなかった「小泉八雲旧居」をどうしても観ておきたかったので、少し早いけれど9時過ぎにホテルを出る。途中、コンビニで昨日電池切れしていた万歩計用に新しい電池を購入して交換する。この時もコンビニの係員が親切にドライバーなどを貸してくれて大いに助かった。300円に満たないような商品に、こういう至れり尽くせりのサービスというのはやはり日本ならでは。熊本に来てからの歩数は昨日が 8254 歩、一昨日が 7979 歩とまあまあの出来であるが、今年の8月は歩数記録を取るのを止めることにする。変に頑張って身体を壊すのが恐いのである。

image 小泉八雲旧居はホテルから歩いて5分ほどの距離で、街の真ん中にあるどうやら修復移転されたものだからもとは違う場所にあったようだ。ここも漱石旧居と同じく典型的な明治の建築である。どこか建物全体に軽快な余裕があっていいなぁと思う。もちろんその時代にこの建物はそれなりに高級邸宅であったのだろうと思う。

image 庭の規模は漱石旧居ほどではなかったがやはり丁寧に手入れされていて、観ていても清々しい思いがしてくる。建物内部に展示してある資料なども今日はけっこう丁寧に見て回った。彼が日本人の奥さんに書き送った、カタカナで書かれた手紙もあって、それを読むと微笑ましい。4人の子供をさずかってそれぞれの子供に暖かい愛情を注いだ父でもあったことが読み取れる。面白かったのは奥さんが八雲に出した手紙もカタカナで彼の稚拙な日本語に合わせるような文体で書かれている。わたしが今回の旅行中に妻に書き送っているドイツ語メール文も、きっと普通のドイツ人が読んだらその至らなさを笑うんだろうなぁ。(汗)

10時にホテルに戻り PowerBookG4の蓋を閉じて最後の荷造り。11時のチェックアウト。そのあとゆっくりとして13時半の列車に乗り久留米まで。昨日の疲れがまだ残っていたのか、久留米までの一時間は爆睡状態で危うく乗り過ごすところだった。久留米駅の改札口ではついこの間わが家に来てくれてお会いしたMさんが息子さんの運転で迎えてくれた。そこから20分ほど走ってM家にお邪魔することになる。