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2007年09月06日

パヴァロッティ、死す

木曜日・雨 / 外気温9度
7時半起床。一日中雨が降り続いていて気温もとうとう10度を超えることはなかった。来週はなんとか晴れて欲しいものだ。

朝から DVD ライター に掛かりきり。午前中はあれこれと試行錯誤していたが、行程が決まってしまえばあとは時間との勝負になる。一枚の DVD はどうやら60分の長さになるらしく、今日はそれが8枚出来たからなんと8時間は稼働していたことになる。夏休み中でもなければ出来ない作業ではある。

とはいえ、四六時中機器にへばりついているわけではなかったから、のんびりとしたものだった。外は間断なく雨が降っていて小雨になるということもない。したがって散歩など今日は論外であった。

こんな時には何をするかというと、本を読んでいるかマックに向かっているかのどちらかになってしまう。昼食はユリアが作ってくれた。その替わりに夕食はわたしが作ることになる。鶏肉の生姜焼き、茄子とキュウリをゴマ油で炒めたものにかつお節を掛けて醤油味でまとめたもの、それにジャガイモとタマネギのみそ汁。まだ夕方の7時頃になると猛烈に眠くなる症状が残っている。

今日一番のニュースは Luciano Pavarotti が亡くなったことだろう。膵臓ガンだったそうだが、71歳というのは今の時代を考えると早すぎる死であった。わたしが初めて彼の舞台を聴いたのは1970年代のイタリアオペラ招聘で「リゴレット」だった。あの時の彼はまさに昇り坂の30歳台だったのではないだろうか。彼の巨体にも驚いたけれど、会場に響き渡る声がキラキラと輝いていたのを今でも思い浮かべることが出来る。ミュンヘンに来てからも彼の歌うロドルフォ(ラ・ボエーム)を数度にわたって聴くことが出来たのは幸せだった。一つの時代が終わったという思いである。