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2007年10月01日

言葉の言い回しは難しい

久し振りに「パートナー」カテゴリのエントリ。今回はわたし絡みの話題ではない。(^_^)

9月28日（土曜日）の夜、カローラの所属するアマチュア・オーケストラの演奏会がミュンヘン大学の講堂で行われた。土曜出勤だったブリギッテがそのあとで駆けつけて切符売りの係を引き受けて手伝った。お客の入りはけっこう満足のいくものだったそうだ。

入場料は一律 18ユーロ だったので、20ユーロ 札とか 50ユーロ 札を出しておつりを求めるお客が多かったらしい。時々、おつりに困って「細かいお金でお支払いいただければありがたいのですが」 という台詞が数回出たとか。

開演時間が近づいてきた頃に一人の初老の男性が 20ユーロ 札を出したときにもちょうどそういう時で、彼女はその男性に
"Haben Sie etwas Kleingeld?" （細かいお金はお持ちでしょうか？）
と尋ねた。するとその男性は次のように聞き返した。
"Was möchten Sie denn genau haben?"（正確にはどんな種類のお金をお望みかな？）
可能性としては10ユーロ札、5ユーロ札も考えられるわけである。そこで彼女が答えた台詞が…
"Ich möchte etwas Hartes!"（固いものが欲しいのです！）orz!

補足しておくとドイツ語の言い回しで硬貨のことを "Hartesgeld" （固いお金）ということもある。ここまで書けば、彼女が会話のあと「しまった！と赤くなったのは想像できる。幸いなことにその初老の男性は、彼女の台詞には反応しなかったそうである。(^_^)