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2008年05月19日

Die Bassariden の初日

ようやく初日を迎えた。今夜はロージェに作曲家の Hans Werner Henze その人が臨席して最後まで自分の作品の上演を見守っていた。

これといった破綻も無く、それでいて初日の興奮といったものが感じられる、独特な空気の中でオペラは淡々と進んで行った。わたし自身は落としたところが数カ所あったりしてあまり良い出来とはいえなかったが、そんなことはオペラ全体とはまったく関係のないこと。

カーテンコールになって、さて聴衆の反応やいかにと身構えていたのだが、ソロ歌手、合唱、オーケストラ、指揮者に対しては暖かい拍手とブラボーがあるのみで、まあこれは予想していた通り。合唱は2時間半の長丁場をほとんど出ずっぱりだったが、一番大きな拍手とブラボーが続いたのでやはり嬉しい。

問題は演出・舞台美術のチームのカーテンコールだが、ちょっとだけブーの声が飛んだだけでほとんどは好意的な拍手とブラボーだった。ロージェに座っていた作曲家の Hans Werner Henze も立ち上がって我々出演者に拍手を送り、満員の観客からは彼自身に対する拍手が長い間続いた。彼はまもなく82歳になるということだが、病気のせいか立っているのが辛そうだった。

Musikalische Leitung: Marc Albrecht
Inszenierung: Christof Loy
Bühne und Kostüme: Johannes Leiacker
Licht: Olaf Winter
Video: Evita Galanou/Üeli Nüesch/Thomas Wollenberger
Choreographische Mitarbeit: Thomas Wilhelm
Chöre: Andrés Máspero
Dramaturgie: Peter Heilker

Dionysos: Nikolai Schukoff
Pentheus: Michael Volle
Kadmos: Sami Luttinen
Teiresias / Kalliope: Reiner Goldberg
Hauptmann: Christian Rieger
Agaue: Gabriele Schnaut
Autonoe: Eir Inderhaug
Beroe, eine alte Sklavin: Hanna Schwarz

Das Bayerische Staatsorchester
Der Chor der Bayerischen Staatsoper

Die Bassariden から2008年5月19日に引用