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日曜日・晴れ / 外気温21度
9時半起床。気温も上がらずにカラリと晴れたさわやかな一日だった筈なのだが,朝から体調が悪くて夜になる頃にようやく快復。その原因もわかったので一安心だけれど,ちょっと勿体ない一日だった。やはり「健康第一」である。
今日は日曜日ということで家人はそれぞれ朝寝を楽しんでいる。わたしも7時過ぎに目が覚めて一度は起きてみたのだが,またベッドに戻って9時半頃までウツラウツラしていた。
朝食は例によって日曜日ということで10時半頃からゆったりと始まる。食事が終る頃から目眩がひどくなってきているのに気がつく。はてな,と思い血圧計で測ってみると110-87とわたしにしては低い。
別に仕事もないので食事の後はソファの上に横になり読みかけの文庫本「茜に燃ゆ・下巻」(黒岩重吾著)を読む。額田王を主人公にした読みやすい時代小説である。しかし寝転がっていてもやはり頭の中がフラフラしているようで気持ちが落ち着かない。血圧を上げるにはアルコールが良いだろうと,昼間から赤ワインをグラス一杯飲んでみた。おいしかったがそれが効いた様子は感じられない。
昨日は家に閉じこもっていたので運動不足かも知れないと思い,散歩に出てみた。その散歩の途中でふと頭に浮かんだことがある。わたしは60歳になった時から「血圧降下剤」を毎朝半錠(2.5mg)服用しているのだが、10日ほど前から医者に処方箋を貰って購入した「前立腺肥大予防」の錠剤も併せて服用している。これが原因ではないかということに思い至った。家に戻ってから錠剤に同梱されていた注意書きを読んでみたらそこには副作用として「血圧が下がることがあるし,呼吸が困難になることもある」と書いてある。昨夜は10時過ぎに軽い喘息の発作が出て呼吸が苦しくなったので数ヶ月振りにスプレーを使ったばかりだったのだ。
隣家の医者に電話をして、この錠剤について訊いたら間髪を置かずに「それは血圧降下剤でもあるから、そういう症状が出たのなら明日から服用を中止した方が良い」という助言だった。ただ,元に戻るまでには3日ぐらい掛かるかも知れないそうだ。どうやら,これは周知の症状らしい。原因が判明したのでそのあとは精神的に随分楽になった。
小椋 佳の歌った昔の歌に「時はわたしにめまいだけを残していく,だから....」という歌があって私は好きなのだが,血圧が下がってのめまいというのはどうも色気のかけらもなくて悲しい。(-_-;)
夕食は,ブリギッテが彼女のお母さんを招いて,わたしが昨日作った料理の残りをまた全員で食べる。「茄子の揚げ煮」は今日の方が遥かにおいしかった。時間を置くと味がしみておいしくなる料理の一つのようだ。明後日から2週間ほどイタリアのトスカーナに家族旅行に出るので,出来るだけ冷蔵庫を空にするように残り物を片付ける工夫をしている。