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2008年09月05日

トスカーナ・11日目

金曜日・曇り時々晴れ / 外気温30度
今日もブールサイドで本を読んでいただけの一日。「総督と呼ばれた男」の下巻を一気に読了してしまった。夕食は San Gusme のレストランで。

朝食まではいつものペースと同じ。そのあと、ブリギッテとユリアはまた買い物に出かける。ブリギッテは食料品の買い出し、ユリアは再びアウトレットのお店がある Montevarchi で買い残したものがあるらしい。

わたしはパブロと留守番、アンナは新学期の準備があるとかで彼女も残った。表題にも書いたように昨日から読み始めた佐々木譲の本「総督と呼ばれた男」の下巻を読み進める。暑くなるようだったら時々ブールで体を冷やせば良いと考えていたが、今日は曇り空でパラソルをさすことも無く済んだので、汗もそれほどかかなかった。やはり9月に入ったのだという実感が湧く。

image 昼食は残り物のラザーニャを食べて済ませる。ブリギッテとユリアは夕方7時頃に帰宅。日曜日には先月の28日にわれわれを昼食に招いてくれた人を、夕食に招待しているのでブリギッテはそのための買い物をしてきた。夕食はこの近くの San Gusme のレストランで。ここは本当に小さなこじんまりとした村で、夜のとばりが下りても昼の陽光が貯めた熱がまだ残っていて、ほんのりとした熱気が漂っていてまことに快適。しかし私たちが食べている間に、どこからそんなに人が集まったのかと思うくらいに訪問者が増えてくる。それもけっこう若い人が多い。

今日からこの村の夏祭りが始まるようでちょっとした広場には舞台も作られていた。貼られているポスターを見るとどこかで聞いたような名前が。Iva Zanicchiってあのイヴァ・ザニッキか?こんな素朴な村で彼女の名前に出会うとは意外だった。ここ San Gusme という村は本当に「道化師/レオンカヴァッロ作曲」の舞台を彷彿とさせるのである。

食事のあと村の中心部をぐるりと回って帰宅。今日もほとんど何もしなかった一日だったので、こういう日にはちゃんと日記を書いておかないといけない。そうでないと後になって、はて、何をしたんだっけということになる。23時過ぎになっても気温は20度を超えている。ミュンヘンに戻ったらこんな陽気と雰囲気をきっと懐かしく思うのだろうなと考えながら就寝。