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2008年09月28日

iPod Touch - 持っては行ったものの

夏休みのトスカーナ旅行には文庫本7冊,Mac Fan 9月号,そして iPod Touch を持っていった。最初はそんなに本を読めるかな,と思っていたのだがこれが大正解だった。

iPod Touch にはその直前にダウンロードしたポッドキャスティングを入れておいた。加えて DVD からHandBrakeというソフトウェアで変換した映画5本, EyeTV でテレビから録画しておいた映画4本を入れて,これだけあればたとえ雨が降ったとしても退屈しなくて済むだろうと思っていたのである。幸いなことに一度だけパラパラと来ただけで,雨は降らなかった。

しかし最初の夜にブリギッテに iPod Touch に入れた映画の数々を見せたのは,大きな間違いだった。彼女自身はは数冊の本しか持ってきていない。それに昼間、太陽の強い光の下で本を読んでいたせいか,夜ベッドに入ってからは本を読む気力が薄くなっているようだった。そんな時に iPod Touch に入った映画の数々は彼女にとっておいしいものだったのである。(^_^)

それからは連日、ベッドに入る時になると「わたしの小さなテレビはどこ?」と催促されるようになってしまった。しかし彼女がそれを観ているのもせいぜい40分くらいのものであって「もう眠くて駄目,スイッチ消しといて」とイヤフォンごとわたしの方に放り出す。わたしはその頃にはとっくに寝入っているのだが,その度に起こされて iPod Touch のスイッチを切らなくてはならないのだった。

おかげで16日間のトスカーナ滞在中,わたしは一本の映画も観ていない。まあ,そのおかげで多すぎるかなと思った文庫本の殆どを読了することが出来たからそれはそれで幸せだったのだが。