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2008年11月10日

流行遅れ

ものには全て流行がある,というのは頭では理解しているつもりである。が,最近ガックリさせられたことがあった。

ポッドキャスティングを聴いていた時の事。番組は『大竹まことのゴールデンラジオ』。その中で『あいつは未だにTシャツを普通のシャツの下に着込んでるんだよ」といかにも時代遅れのように見くだす口調で話していた。それに応えてパートナーの女性が『本当にね〜』と同意の相づちを打っている。それを聞いてわたしの方が「えっ?」となった。

image シャツの襟元から真っ白いTシャツがのぞいている,この格好はわたしの若い頃にはちょっと粋なものだった筈なのである。(左の写真を参照)私はいまだにこれが好きだし,歳をとってきたこの頃では首筋の皺を隠すのにもちょうど良いと思っていた。(汗) それが鼻先で笑われるようなスタイルに落ちぶれていたとは。

では,ドイツではどうなんだろうと思ってブリギッテに訊いてみたら気分を悪くするからと思って言わなかったけれど完全に altmodisch よ、ジェームス・ディーンの頃に流行ったんじゃないの?だって。まいったなぁ。

実を言うと,ドイツに住んでから身の回りにはあまり気を配らなくなった事は確かである。わたしの周りでは、職場でも私生活でもおしゃれをしている男はあまり見当たらないのだ。数年に一度イタリアに旅行に行くと、ほとんどの男性が老いも若きもピシッとおしゃれをして決めているのに新鮮な驚きを感じる。日本にいた頃にはわたしも、もう少し気を配っていた筈なのだ。少し考え直さなくては。(-_-;)