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クリスマスが近くなると必ずと言っていいほどこの演目が掛かる。舞台設定が寒い冬のパリ。そこを舞台に若い芸術家の卵たちが貧しいけれども将来に希望を持って明るく演じるこのオペラの雰囲気が、クリスマス前の寒さ厳しいこの時期に聴衆の共感を得るのだろう。
今夜のオペラの芯はなんといってもミミを歌ったソプラノの Anja Harteros 。第一幕の有名なアリアを驚くほど多彩な音色で歌い上げていた。見事である。この場面はその直前にテノールの超有名なアリアがあるので、双方ともかなり競争意識をかき立てられるのではないだろうか。プッチーニもずいぶん意地悪な(歌手にとってだが)書き方をしたものだといつも思う。今夜のテノールも悪くはなかったけれど、大差で Anja Harteros の勝ち。
La bohème から2008年12月17日に引用esetzung
Musikalische Leitung: Daniele Callegari
Inszenierung: Otto Schenk
Bühne und Kostüme: Rudolf Heinrich
Chöre: Andrés MásperoMimi: Anja Harteros
Musetta: Jessica Muirhead
Rodolfo: Tomislav Mužek
Marcello: Nikolay Borchev
Schaunard: Christian Rieger
Colline: Christian Van Horn
Parpignol: Ho-Chul Lee
Benoît: Alfred Kuhn
Alcindoro: Rüdiger Trebes
Ein Zöllner: Christopher Magiera
Sergeant der Zollwache: Igor BakanBayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper