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2009年02月18日

"Lucrezia Borgia" のゲネラルプローベ

水曜日・晴れ / 外気温マイナス2度
7時起床。太陽が出て明るい日だったが、気温は相変わらず低い。喉のチリチリする痛みは取れたが、どうやら少し奥に入ってしまったらしい。ちょっと困る。11時から13時まで "Lucrezia Borgia" の公開ゲネラルプローベがあった。

風邪の症状だが、どうやら気管支の方に下がりつつあってこれが本格的になると歌うのは無理になる。今日のところは大丈夫だったが、やはり神経が集中できなくて困った。さしあたって、明晩の公演 "Nabucco" を休むかどうかだが、明日の朝になってみて決めようと思っている。

ゲネラルプローベだが、ソリストの中の数人も風邪で調子を崩しているようだ。Maffio Orsini 役を歌うメゾソプラノ Alice Coote は今日は演技だけして歌はカヴァーに入っている別の歌手が歌っていた。Orchesterhauptprobe の時にはきちんと歌っていたがその時もちょっと苦しそうだった。しかし、この歌手はとても素晴らしいものを持っている。健康な100%全開の歌唱が楽しみである。

Gennaro 役の 若いテノール Pavol Breslik はところどころをオクターブ下げて歌っていた。大変な役だからゲネラルプローベで全力を出さなくても仕方がないだろう。彼も少し風邪気味のようだ。

これら若い歌手に混じってタイトルロールを歌う Edita Gruberova はまったく安定したもの。エライものだと思う。わたしはミュンヘンで彼女が公演をキャンセルしたという記憶がないのだが、健康管理もとてもうまい人なのだろう。

終演後、切符予約係のところに立ち寄って用事を済ませる。そのあと日本食料品店の「みかど」に立ち寄る。今年の日本人会新年会で25€のクーポン券が当たったのでそれで買い物をするため。インスタントラーメンとか、納豆、カレーなど普段に食べるものを買ってきた。

家に辿り着いてホッとしたら気が緩んだのか風邪の症状が出始めた。遅い昼食のあと無理をせずにベッドに潜り込んで数時間眠る。夕方から飲み薬の Meditonsin という常備薬を一時間ごとに服用し始める。今のところ熱も出ていないし、悪寒もない。

今夜の公演 " ELEKTRA " は先回と同じく若い同僚が替わってくれたので、今夜は早めにベッドに入って身体を休めよう。