木曜日・曇り時々雨 / 外気温7度
6時45分起床。今日も朝のうちは雪がちらついていた。朝夕2回のプローベ。その両方とも、いつもとは違う意味で非常に疲れた。
10時から Macbeth のオーケストラ合わせがあった。今回の指揮者は Peter Feranec というスロバキア生まれの人。ミュンヘンではこれまでに La Traviata を振っている。
この指揮者が不器用に最初から順を追って進んでいったから合唱が歌い出すまでに一時間近くも掛かってしまった。その間、われわれは座って黙って待つだけ。経験のある指揮者ならこういう場合には合唱の部分だけを抜き出して先に済ませてくれるのが常なのだ。その方が練習室の空間も気持ちよくなるし、合唱団の私語に煩わされることも無く、オーケストラ奏者にとってもソリスト陣にとっても快適だろうに。
今夕はイエヌーファの Klavierhauptprobe があって5時には楽屋入りしなくてはならなかったから、余計にイライラしてしまった。結局12時半まで拘束されたものだから家に戻って昼食をとるとすぐまた劇場へ出掛けるような日程になってしまった。
午後3時近くから空が少し明るくなってきてちょっと春らしい雰囲気。小鳥たちのつぶやきも聞こえてくる。
そして、今夕の "Jenufa" のプローベでも午前中と同じような事態になって、また腹が立った。演出家の事前の話では最後まで通して終わったあとに駄目出しの批評があるから全員残っているようにということだった。
わたしの出番は6時45分頃には終了。そのあとメークと衣装を着けたまま延々と9時半まで待っていた。プローベがやっと終わったと思ったら「はい、合唱の皆さんは帰宅して結構です」だと。ということは3時間近くをただ待っていただけ。
まあ、いろいろと言いたいことはあるのだけれど、こういう日もあるということなのだろうと諦める。嫌なことはすぐに忘れた方が得だ。(^_^;)
- Posted by 【篠の風】 at 22時53分
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