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2009年07月02日

ローエングリンのゲネラルプローベ

木曜日・晴れ、時々曇り/ 外気温25度
7時15分起床。蒸し暑く感じる一日だった。ミュンヘンでは珍しい。今日は夕方5時からのローエングリン・ゲネラルプローベまでは自由時間だった。

どうも睡眠が浅かったようで、起床してからも頭の中がボヤッとしていた。ブリギッテを送り出してから一人の時間になり、ゆっくり朝食、メールチェック、 Blog の巡回。

11時頃から久しぶりに森への散歩に出掛ける。約1時間、ポッドキャストを聴きながら歩く。帰宅した時にはうっすらと汗をかいていた。少し休んでからベッドに潜り込んで一時間ほど昼寝。これでまた元気が出る。頭の中もスッキリしてきた。

散歩に行く前に炊飯器のタイマーを仕掛けておいたので、温かいご飯に刻みネギ入り納豆、そして定番のタマネギ入りオムレツを作り美味しく食べる。エスプレッソを飲んだあと、昨夜の娘の料理で汚れていた台所を片付ける。午前中に庭に干した洗濯物を取り込んで、3時半頃劇場へ。

今夜のゲネラルプローベは娘が来れなかったので、ブリギッテがピンチヒッター。18時の就業時間を一時間早退して観に来てくれた。彼女の職場は劇場の斜め向かいなので、こんなときにはとても便利。

どうやら、今回の Festspiel は連日カメラが回るらしい。 Festspiel の演目全ての DVD を作るかどうかは知らないが、今日のゲネラルプローベも数台のカメラで撮影していた。ソリスト達の後頭部に細い線が貼り付けてあるのにも気がついた。どうやらマイクが仕込んであるようである。オーケストラも指揮者のケント・ナガノ氏もゲネプロであるのに燕尾服を身に付けて演奏している。これも編集のためなのだろう。

さて、ゲネラルプローベだが、 Jonas Kaufmann の声が最初の出からちょっといつもと違っていて調子が悪そうだった。そうしているうちに二幕の途中から歌わなくなり、第三幕の前にはアナウンスが入って終幕までは口(くち)パク状態。 Jonas Kaufmann 自身が舞台袖で説明してくれたが、風邪を引いてしまったそうで、抗生物質を飲み始めたということである。日曜日までに快復してくれるといいけれど。

観に来ていたブリギッテにとって第三幕の彼の口パクは残念だったが、他のソリスト達は素晴らしかったと言う。しかし、演出に関してはボロクソ。2011年に日本公演を行ったあと、舞台装置はそのまま日本で燃やしてきたら運搬費の節約になる 、とまで貶していた。(汗)