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ローエングリンの新演出・初日

いよいよ初日。おまけに今日は劇場前の広場で、劇場内で演じられているオペラの同時中継というオープンエアもあってちょっとお祭り気分でもある。午前中にかなりの雨が降ったのだが、そのあと天気が良くなって本当に良かった。それでも第一幕の終わりの方でちょっと雨が降ったようだった。

ゲネラルプローベでは力をセーブしていた Jonas Kaufmann も今夜はエンジン全開。素晴らしい歌唱だった。エルザ役の Anja Harteros もそれに劣らずの安定した歌と演技。終演後のカーテンコールでは拍手とブラボーを Jonas Kaufmann と二分していた。

指揮のケント・ナガノ氏も今回は歌い手にとっても非常にわかりやすい棒で、緊張感に溢れた美しい音楽を作っていた。彼とオーケストラに対するブラボーもかなり大きかった。

予想していたことだが、演出チームに対しては容赦のないブーが飛んだ。わたしの印象では95％がブーを叫んでいたように思う。 Premiere だからブラボーと拍手もあるにはあったが､それはなんだかお義理のような弱々しさで、圧倒的なブーの嵐に消されてしまっていた。

舞台上でのカーテンコールが終わったあと、今度は劇場前の広場に集まっている人たちの前に出て行っての挨拶。ちょうどサッカーのスタジアムのような雰囲気で観客からの掛け声と拍手も盛大だった。この長いオペラを最後まで見てくれたのだから本当にありがたいと思う。

オペラが始まってしまってからは写真を撮りに行けないので開演の1時間半前に写したものである。Hofbräu のテントも出ていてビールや軽食なども買えるようになっている。(^_^)

• Posted by 【篠の風】 at 23時32分
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