« 散歩は一人に限る | Main | 一日が長い »

2010年02月22日

暖かい

月曜日・晴れ / 外気温9度
7時半起床。多分、今年になって初めて、歩いているときに「ちょっと暑いな」と感じた日。クッキリとした太陽は拝めなかったが暖かかった。歩道の雪もすっかり消えたので今日は普通の短靴で。雪靴に較べるとその軽さはまるで羽のよう。午前と夕方、2回の音楽稽古があった。

今朝は Rosenheimerplatz から歩いた。 Max-Weber-Platz から歩くよりはこちらの方がすこしだけ歩数が多くなる。音楽稽古の内容は、"Dialogues des Carmélites" と "Medea in Corinto" 。 "Dialogues des Carmélites" の方は今日から合唱が舞台稽古に参加。とはいっても始めは女声合唱だけ。男声合唱は音楽稽古を1時間したあと帰宅となった。帰路も劇場から Rosenheimerplatz まで歩く。

12時に帰宅して Blog と Twitter のチェック。そのあと軽く昼食を食べたあと一時間の昼寝。昨夜の眠りも浅かったからグッスリと寝入ってしまった。夕方のプローベは17時からだったが、その前にちょっとした用事を頼まれていたので4時少し前に家を出る。今度もまた Rosenheimerplatz から歩いた。これで今日のノルマ(一万歩)を達成して気が楽になる。

夕方のプローベは "Die schweigsame Frau" 。歌う部分はそれほど多くはないのだが、音取りに時間が掛かる。まあ、それもだいぶ様にはなってきた。今、読んでいる本 鶴我裕子『バイオリニストは目が赤い』|新潮社 の中に次のような箇所があった。(P.59)。全く同感である。(笑)

「指揮者の希望により、次の定期の○○は原典版で行います」という張り紙を見た時のわれわれの反応は、「もー、やめてぇー」である。「あら、すてき」と言うものはいない。だって、せっかく仮縫いした服を、もう仕立てて何度も着ているのに、「もとに戻すから」と言われてほどくのと同じだからだ。作曲者が直したいと思ったから、改訂したんでしょ。おかげで「譜読み」もイチからやり直しだ。「切り出し」部分が戻ってくるので、長さもずっと長くなる。で、練習が始まってみると、「やっぱ、ふだんやらないだけのことあるわー」がおおかたの感想だ。お客様にいたってはそんなこと、どーでもよいんじゃないんでしょうか。耳に慣れた「スッキリ版」のほうが快いでしょう?第一、どこが違っていたか言えます?。

プローベは1時間で終わったので、そのあと久しぶりに Ludwig Beck のCD 売り場を覗いてみる。 客は少ない。このままで行くとこの部署も近い将来に消滅しているかもしれない。これもインターネットのオンライン販売の影響だろう。わたしの同僚なども「Amazon.de で購入した方が安い」と言っていた。わたし自身はアップルストアのダウンロード販売よりはパッケージを持っていたいという意識のほうが強い。そうすると街中のお店に行って買うか、 amazon.de のようなオンラインで買うかの選択になる。その場合、値段が大幅に違ったらどちらを選ぶか迷うところだ。

帰宅してサラミソーセージを肴にビールを飲み始める。ブリギッテは今日も仕事が詰まっているのか帰宅が遅いようだ。