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2010年02月23日

一日が長い

火曜日・晴れ、時々曇り / 外気温12度
8時半起床。合唱の休日である今日、今年初めて10度を超えた。今日は何をしようかな、と楽しみにしていたのだが、昨夜帰宅した妻が 明日は一日休暇を取ったわと言う。一瞬「ウッ」と言葉に詰まったが、まあ、それも良いかと思い直した。

彼女は昨夜の帰宅が遅く、かなりのハードスケジュールだったこと、数日前から痛む足の診察で医師にかかるということで休暇を取ったと説明した。一人で過ごす休日のあれやこれやを予定していたが、即、方向転換である。しかし、彼女が一日中じっと家の中にいることは考えられないので、まあ、わたし1人の時間は多分あるだろうと思っていた。そして、その通りになった。

まず、朝はゆっくりの起床にしようと昨夜打ち合わせてあったのでわたしは8時半に起きた。まるで日曜日のような感じの朝食が終わってから、2人で森への散歩に出掛ける。ところがここ数日の暖かさで雪が溶け始めていて、散歩道は滑ってちょっと危険。適当なところで引き返してきた。

image ブリギッテは午後1時に Marienplatz の医者に予約を入れてあったので12時過ぎに家を出た。それから彼女の帰ってくる3時過ぎまでは、わたしの1人の時間だ。先日読み終えた「バイオリニストの目は赤い」の影響か、バイオリンの曲が聴きたくなっていたので、著者のお薦めであるグリュミオー (Arthur Grumiaux) の弾くモーツァルトをかけてみる。このレコードに針を落とすのはいったい何年ぶりだろう。3番と5番が裏表に録音されているので、それぞれを2度にわたって聴いてみた。グリュミオーとハスキルの演奏したモーツァルトのバイオリンソナタ集はまだ持っていないので捜してみようかと思う

image しばらくぶりに LP を聴いたついでにその収納棚の埃を払った。所有する枚数は少ないがそのどれもに想い出が詰まっていて、これからも折に触れて聴いていこうと思う。

ケーキを買って戻ったブリギッテと午後のお茶にする。そのあと彼女は疲れたのか居間のソファの上でウトウトしだしたので、わたしは iMac のある自室に入り、溜まっていた録画を見る。「オーシャン13」を見たのだが、ちょっと期待はずれだった。

夕食のあと、今夜はやけにゆっくりと時間が流れていく。