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2010年03月13日

買った本に付けてくれるカバー

日本に住む友人が今月も雑誌を送ってくれた。今回はそれに加えて文庫本も入れておいてくれてわたしはとても嬉しかった。

その文庫本は彼が自分でも読んだものらしく、本屋で付けてくれたカバーが付いていた。送ってくれた封筒からそれらを出している時に、ブリギッテが側にいて、訊いてきた。「その小さな本に被っているカバーは何?」

結婚して30年になろうとしているのになんで今更と「ん?」と思ったが、彼女には初めての発見だったのかもしれない。もしかしてこんな事も説明していなかったかと思い これは日本の書店では普通にしてくれるサービスで、レジのところでは必ず「カバーをお付けしますか?」と訊かれるんだよ。電車内などで他の人に自分が何を読んでいるか知られたくないから、わたしも日本にいた時には必ず付けていたよ。と答えた。

それはいいサービスだわ、わたしも車内で自分が読んでいる本を他の人に知られたくはないものと、感心していた。わたしはドイツの本屋で本を買うことはほとんどないのだが、言われてみれば、ドイツの本屋にはこの種のサービスはないと思う。

言われてみれば「なるほど」と思う、このようなサービスがドイツにはなくて日本では当たり前だというのも、小さな文化の違いと言うことが出来るのではないだろうか。面白いな、と思った。