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2010年05月30日

「カルメン」の一回目

今日から始まるシリーズで、5回の公演がある。いつもだとシリーズは3回か4回なのだが、せっかくの好配役だからということもあるだろうし、切符も売れているということか。とにかく今回のソリスト陣は魅力的だ。

カルメン役にガランチャ、ドン・ホセにカウフマン、指揮者にはガランチャの夫君。金曜日のオーケストラ合わせを聞いた限りではエスカミリオ役のダルカンジェロも良い。

わたし個人の感想としてはやはりカウフマンが素晴らしいと思った。ガランチャのカルメンは音楽面でも芝居の面でもケチをつけるようなところはないのだが、カルメンとしては透明で美しすぎる声質のような気がする。

今夜のカウフマンの歌唱はもちろん素晴らしかったが、芝居も自然で、観客を彼の世界に引き込む力を持っていた。ミカエラを歌ったソプラノはわたしの好みには合わなかった。それがちょっと残念。

Besetzung

Musikalische Leitung: Karel Mark Chichon
Nach einer Produktion von: Lina Wertmüller
Bühne und Kostüme: Enrico Job
Licht: Franco Marri
Chöre: Andrés Máspero
Kinderchor: Kinderchor der Bayerischen Staatsoper

Zuniga: Christian Van Horn
Moralès: Nikolay Borchev
Don José: Jonas Kaufmann
Escamillo: Ildebrando D'Arcangelo
Dancairo: Christian Rieger
Remendado: Kevin Conners
Frasquita: Lana Kos
Mercédès: Anaïk Morel
Carmen: Elīna Garanča
Micaela: Genia Kühmeier

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

Carmen から2010年5月30日に引用