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2010年08月20日

トスカーナの風景

今回はわたしにとって2年ぶりのトスカーナ訪問だった。そして3回目である。カメラは持参していったのだが、3度目のトスカーナということでわたしが写したいと思った対象は既に経験していたから、今回は余り熱心にファインダーを覗くことはなかった。

image image image それにしても、トスカーナという土地の2面性はかなり強烈に感じられる。緑豊かな風景が続いたとか思うと、線が引かれたように、一転してまるで砂漠を感じさせるようなカラカラに乾いた土壌が現れる。今回もこの対比にはときどき驚かされた。

image われわれが住んでいた別荘の周りはうっそうと草木の茂った緑濃い森である。そこから車で Siena に向かう途中はあくまでも乾燥した畑が広々と展開している。肉眼で見るよりもカメラのレンズを通してみた方がその落差は激しいように感じた。

そして今回の旅で最大の収穫は念願だった ひまわり畑 の写真を撮る事が出来たこと。過去のトスカーナ訪問は8月の末だったせいかひまわりの季節は終わってしまっていて、収穫が終わったあとの寂しそうなひまわり畑を見るばかりだった。

image image image その写真を撮れたのは8月11日 Abbazia di Sant'Antimo に向かっていた時だった。もうすぐ Montalcino に到着するという道路を走っていたら右手が急に明るくなって、そこには素晴らしいひまわり畑が拡がっていた。すぐに車を止めて、カメラをとりだして撮影する。こんなに広大なひまわりだけの畑というのは写真で見ることはあっても肉眼で見るのは始めて。

だが数枚写していて、こういう写真は難しいものであることにすぐに気がついた。わたしのような下手クソはどんなにアングルを変えても絵はがき用の写真になってしまうのだ。わたしが受けた感動がどうして写真で表現できないのだろう。(-_-;)