« 旧友の誕生パーティがあった | Main | Apple TV で映画三昧 »

2010年11月28日

バイロイトを往復

日曜日・曇り / 外気温マイナス1度
8時起床。今日はAdvent(待降節)第一日目ということでバイロイトで勉強中の次女を訪ねて車で往復してきた。冬のバイロイトは寒かった!

前もって次女には今日行くからと伝えておいた。彼女も楽しみにしていたようだ。わたしはあまり乗り気ではなかったのだが、ブリギッテに引きずられる格好で同行する。帰りは夜になることがわかっていたので、わたしは往路の運転を引き受ける。日曜日ということでトラックは殆ど走っていないし、工事中の区間もなかったから快適なドライブとなった。しかし、2時間と少々をノンストップで走るとやはり疲れる。

次女の住んでいるアパートはバイロイトのほぼ中心にあって、3部屋ある天井の高い住まいを3人の学生が共同で借りている。省略して WG (Wohngemeinschaft) と呼んでいて、学生寮の他の手段としてこれは一般的なようだ。部屋は独立しているが台所、浴室、トイレなどは共同で使う。最近になって次女のとなりの部屋にはボーイフレンドが入居してきた。

今日はボーイフレンドの家族(両親と彼の妹の3人)も来ることになって、なにやら妙な形になった。わたしは婚約とか結婚とか形が決まってからならともかく、それ以前に両親同士があまり親しくなるのは考えものだと思う。恋人同士なんていつ別れが来るか誰にも予測できないのだから、そんな時は本人同士だけの問題として行動して欲しい。 

ブリギッテは単純に嬉しそうにしていて、「あなたは相手のご両親にあまり会いたくないようだけれど、どうしてなの?」と詰問するから、帰りの車の中で 「両親同士が親しくなってしまってそれが重荷になり、当人同士が仲を解消しようとしてそれが足枷になったら娘が可哀想じゃないか。」とわたしの考えを説明したのだが少しは理解してくれただろうか。

今日の主たる訪問目的は ブリギッテ手造りのクリスマスカレンダー ニコラウスのプレゼント(12月6日) を届けることにあった。カレンダーは、毎日一個ずつ包みを開けて、クリスマスが近づいてくるのを心待ちにするアレである。(笑) 中身は日本人のわたしが見てなんでこんな物を?と笑ってしまうようなものが多いのだが、習慣というのは恐ろしいものでそれがドイツ人には嬉しいらしい。

午後3時頃にボーイフレンドの家族3人が加わり、ちょっとだけ緊張感に満ちた数時間を過ごした。1時間ほど後に全員でバイロイトの街に出掛け Christkindlmarkt を散策しながらグリューワインを飲んだり焼きソーセージを食べたりしたあと別れを告げ、わたしとブリギッテは5時過ぎにバイロイトを後にした。それにしてもバイロイトの冷え込みのきつかったこと。マイナス4度ぐらいだったが足下から吹き上げてくるような冷気に震え上がってしまった。冬はやはり嫌だなぁ。

帰路はブリギッテが運転して7時過ぎに到着。2人とも楽しみにしていた「鍋」の残りを温め直して食べ、締めはもちろん「おじや」。寒い冬の夜はやはり「鍋」がおいしいと思う。今シーズンは「鍋」をする回数が増えそうである。