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2011年01月31日

この冬一番の寒さ?

月曜日・曇り / 外気温マイナス6度
8時20分起床。6時に一度起きてから二度寝したら少し寝過ごした。昨夜の公演" Lohengrin "の疲れが残っていたのだろう。それにしても今日は寒い一日だった。風は吹いていないのにやけに体感温度が低い。それもそのはず、今日の最高気温はマイナス6度だった。

「子供と魔法」(L'enfant et les sortilèges) の舞台稽古の開始が11時だったのは疲れている身にとってはありがたかった。本舞台での練習で、ビデオカメラを構えたチームがずっと練習風景を撮影していたがなんだったのだろう。練習の内容は、初めて合唱の部分を通したのでその前後関係と時間配分などが飲み込めた。2時までの三時間をビッシリ使った練習で肉体的にかなり疲れた。

昼食は久しぶりにケバブ屋さんで食べる。ちょっと多いかなという感じの量で満足。帰宅しても次に出掛けるまでは正味三時間ほどしかないのでメールチェック、タイムラインを読んだりしただけで、昼寝の時間は取れず。5時過ぎの Tram で再び劇場へ。

夕方6時からのプローベは "Nabucco" 、"Carmen" の2曲。今シーズンから就任した新しい合唱指揮者はとにかく楽譜に記されているとおりに歌うことを要求してくる。これによって、今までルーチン作業でこなしていたオペラの数々が随分といい加減な部分もあったことにわたしは気づかされた。

勿論これに反発する同僚もいるわけだが『右向け〜右!』で全員が同じ方向を向くような傾向よりは健全だと思う。人間というものはひとりひとり感じ方が違って当然なのだ。そういう混沌の中から生まれてくる響きが時に人を感動させるのだろう。合唱とかオーケストラというものの奥の深さはそこから生まれるので『一糸乱れず』というのはあまり好きではない。

夕方のプローベは7時半に終わって8時20分頃の帰宅。サラミソーセージと柿ピーを肴に Weißbier で晩酌。至福の時である。明日の最高気温は+1度という天気予報。今日よりは随分暖かくなるようだ。