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今夜は劇場の Akademiekonzert を聴いてきた。昨日は同じ曲をミュンヘン市内の Dom でチャリティコンサートとして上演し、そのライブ映像を日本でも観ることが出来たという事を聞いた。
今夜のプログラムが昨日と変わっていたのは Ein deutsches Requiem の曲間に Wolfgang Rihm への委嘱作品が3曲ほど挟まれて演奏されたことである。
これがどういう意図の元に実行されたのかは知るよしもないが、わたし個人の感想を言えば、前代未聞、作曲家への侮辱、聴衆に対して独りよがりのアイデアの強制、という言葉が次から次へと浮かんでくる。何よりも悲しかったのはせっかく楽しみにしていた Ein deutsches Requiem をズタズタにしてくれたとこと。
最初の数小節が始まった時には涙がこみ上げてくるのを押さえるのに苦労したほどの美しさだったのに、演奏会が終わってみれば怒りが残っていた。
5. Akademiekonzert 2010/11 から2011年4月4日に引用Wolfgang Rihm
Das Lesen der SchriftJohannes Brahms
Ein deutsches Requiem op. 45Besetzung
Musikalische Leitung Kent Nagano
Sopran Soile Isokoski
Bariton Michael Volle
Chor Windsbacher Knabenchor
Einstudierung Karl-Friedrich BeringerBayerisches Staatsorchester