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2011年05月11日

「愛の妙薬」の1回目

この役ではミュンヘンデビューの アンナ・ネトレプコ 。彼女が歌うということでチケットの最高額は 264€ となった。

今夜の話題の中心はもちろん アンナ・ネトレプコ だったのだが、わたしが感心したのはむしろテノールの Matthew Polenzani だった。声に柔軟性があって高音にも適度な輝きがあり、音楽の造形が丁寧。ズングリ、ムックリの体型がネモリーノの役柄によく合っていた。(笑)

ネトレプコもかなりもっこりと太っていて、先日ウィーンからの放送で「アンナ・ボレーナ」を観ていたから驚かなかったけれど、第一幕の衣装も手伝って村娘そのものに見えた。

彼女の歌唱だが、最初は声に重さが感じられキレが悪かったけれど、尻上がりに良くなっていった。彼女のデビュー当時に聴いたジルダに較べると声はかなり重くなっている。よく言えば、ドラマチックな作品を歌えるようになってきているということなのだが。

Besetzung

Musikalische Leitung: Marco Armiliato
Inszenierung: David Bösch
Bühne: Patrick Bannwart
Kostüme: Falko Herold
Licht: Michael Bauer
Produktionsdramaturgie: Rainer Karlitschek
Chöre: Sören Eckhoff

Adina: Anna Netrebko
Nemorino: Matthew Polenzani
Belcore: Fabio Maria Capitanucci
Dulcamara: Alessandro Corbelli
Giannetta: Tara Erraught

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

L'elisir d'amore から2011年5月11日に引用