« 日中は蒸し暑く、夕方から雨になる | Main | ウォーキングとMacいじりで終わった1日 »

2011年06月08日

オーディションを聴いた

水曜日・曇り時々小雨 / 最高気温18度
6時45分起床。ここ数日はかなり早朝に眼が覚める。年齢を重ねるごとに睡眠時間が短くなっている。そういうものだと思えば妙な焦りも感じなくて済む。今日は一転して肌寒いと感じる気候だった。

睡眠の質は昼寝をしたかどうかにも関係しているようで、昼寝をしたときにはどうしても睡眠時間が短くなる。だからといって睡眠不足で気分が悪いということはない。人間の身体はどこかでバランスを取っているのだろう。

改めたいと思っていることは、寝付くときまでカナル型のイヤフォンを耳に差してポッドキャストなどを聴いていて、時にそのまま寝入ってしまうこと。睡眠中に外れたイヤフォンが運悪く枕と顎の関節部とかの間に挟まってしまったときには、朝起きたときにその部分に痛みを感じる。これは不快でもあるし、これでイヤフォンも一度壊しているので改めたいのだが、寝付く前に何か聴いていないと眠れないような気がするのだ。

今朝は10時からのプローベがあった。 雨は今にも振りそうだったけれど結局濡れずに済んだ。プローベはケント・ナガノ氏が合唱練習室に来て Saint François d'Assise の最初から通した。彼の音楽的意図なども分かって初めてこの曲の全貌が見えてきたような気がする。

12時15分前から第一テノールのオーディションがあり9人のテノールが歌った。その内訳は韓国人4人、ドイツ人3人、ルーマニア人1人、そして日本人が1人だった。

今日は「箸にも棒にも引っかからない」という人はいなかったので聴いていても緊張感があった。結果から言うと今日も合格者は無し。それぞれに良いところを持っている人たちなのだが、合唱の第一テノールとしては何かが足りない。

ここ数回のオーディションでかなりの数の韓国人歌手を聴いてきて、韓国人の特徴というものに気がついた。まず、ほとんどの歌手が硬質の強い声を持っている。しかし、それが一本調子になってしまうという傾向がある。

今日歌った日本人の歌手は全体のまとまりとしては抜群だったのだが、高音が開き過ぎの点がマイナス面だった。あのままだと合唱の響きから浮いてしまう。イタリアの良い先生について勉強すると将来が開けるかも知れないし、それが改善されたらソリストとしての道も視野に入ってくる。そんなこんなで、いろいろと考えさせられる今日のオーディションだった。

夜の公演「バラの騎士」には入っていないので午後からは自由な時間。ブリギッテの帰宅を待って一緒に夕食。彼女が昨日買ってきた白アスパラガスの頭の部分だけと茹でたじゃがいもで簡単に済ました。