Festspiel 第2弾のプログラムは" Lohengrin "。このプロダクションは9月の日本公演に持っていくものだが、今回のタイトルロールは Peter Seiffert 。カウフマンとはまったく方向性の違う歌唱スタイルで、どちらが良いとは言いきれないけれど、わたしは Peter Seiffert の方が好き。
このオペラの内容というのが荒唐無稽なものなので､妙に深い解釈をされて歌われるよりは Peter Seiffert のように単純明快であっけらかんと歌われた方が逆に真実味が出てくるように思うのだ。今夜のソリスト陣はタイトルロール以外の歌手も全て健闘していて聴きごたえがあった。
今夜もケント・ナガノ氏に対する観客の反応は大きなものがあって、その現象は彼が2012年のシーズンを最後にミュンヘンの GMDを退任するというニュースが流れたあたりから始まっている。Intendant の Nikolaus Bachler 氏との確執があっての退任だが、ドイツにも｢判官贔屓｣というのがあるのだろうか。
Besetzung
Musikalische Leitung: Kent Nagano
Inszenierung: Richard Jones
Bühne und Kostüme: Ultz
Licht: Mimi Jordan Sherin
Produktionsdramaturgie: Rainer Karlitschek
Chöre: Sören Eckhoff
Heinrich der Vogler: Kristinn Sigmundsson
Lohengrin: Peter Seiffert
Elsa von Brabant: Emily Magee
Friedrich von Telramund: Evgeny Nikitin
Ortrud: Waltraud Meier
Heerrufer des Königs: Martin Gantner
Brabantische Edle: Francesco Petrozzi
Kenneth Roberson
Peter Mazalán
Christian Rieger
4 Edelknaben: Tölzer Knabenchor
Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper
Lohengrin から2011年7月2日に引用
- Posted by 【篠の風】 at 23時08分
- Categories: 音楽、何でも, 今日の公演