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2011年07月07日

近所にレストランがオープン

わが家から一駅手前に新しくレストランDas Jagdschlösslがオープンした。まだ工事現場がすっかり片付いてはいないようだが、数日前から営業はしている様子。

今日の午後、 Tram でその前を通りかかったらオクトーバーフェストと同じようなビール樽を乗っけた馬車が入り口に止まっていてバイエルン風の衣装を身につけた人たちも(この暑いのに)集まっていた。ホームページを見たら今日は貸し切りの営業のようだ。

ここは以前は、ギリシャ料理店だったところで20年ほど前は Wiener Wald のチェーン店だった。その両方とも試しては見たのだが、なんだか薄暗い店内で料理もあまり美味しいとは言えなかった。それが今回はドイツ料理店だというのでそのホームページを見たりして期待はしているのである。

しかし、メニュー(Speisekarte) を見るとわたしの感覚としてはけっこうなお値段である。救いはわたしの好物の Schweisbraten が 8.50€ とまあまあの値段であることだ。(笑)

わたしが住んでいるところはその先に高級住宅街である Grünwald を控えているせいか、レストランなどは割高な値付けである。笑い話のようだが医院までもそうなのだ。ブリギッテがテニスをしないのにテニス選手と同じ部分が故障してしまって、医者に掛かったとき、数日後に送られてきた請求書には意味の分からない条項の料金が加算されていた。ブリギッテがそれを訊いたら 「わが医院は家賃の高い Harlaching にありますからそれが加算されています」という冗談のような答えに怒り心頭に達したことがある。ブリギッテはその時に 「たまたまここに住んでいるだけでわたしの肘は特別製の肘になるのか」とねじ込んだ。(笑)

この例のように、レストランも街中のそれの少なくとも10%ほどは高めの値段設定になっているところが多い。わたしに言わせればこれが実は大きな勘違いなのである。経営者達はどうして気がつかないのだろうかと不思議なのだ。

この近辺に住む金持ちが客だから、と思ってつけた値段なのだろうが、金持ちほど普段の生活には金を使わないということを忘れている。まあ、その人達も最初の数回は利用するだろうが、そのあとは閑古鳥が啼くことになり、そのうちに行き詰まって撤退するということになるのを何軒か見てきた。今回もその轍を踏まないで欲しいと思うのだ。

このレストランの真向かいにはけっこう大きな市立病院がある。わたしとしてはこの病院に勤める人たちにターゲットを絞り、昼食に気軽に利用できるような値段付けをし「昼はリーズナブルに、夜は普通に」という形にしたら繁盛するのではないかと思うのだ。まあ、余計なお世話だけれど。(笑)