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2011年07月17日

日本、女子サッカー・ワールドカップを制す!

日曜日・晴れのち雨 / 最高気温26度
7時50分起床。昨日の体調不良から抜け出すため、今日は用心してウォーキングは中止。午前中は素晴らしい天気だったが、午後になりだんだん雲が多くなって夕方にはとうとう降り出した。今日はミュンヘン日本人会主催の Japanfest が午後からあったのだが、不思議とこの日には夕方から雨になることが多いのだ。夜はもちろんサッカー・女子ワールドカップの決勝戦を観戦。なんと、凄い試合の末に 日本チームが優勝した。大いなる元気を貰った気がする。

いつも通りの時間に眼が覚めて起床。心配していた体調に異常は感じられず安心する。ブリギッテが起きてくるまで昨夜の食器の後片づけやワイングラスを洗って食器棚に入れたりしていた。

遅い朝食は「こんな天気が一年中続いたら幸せね」 とブリギッテがつぶやくほどの素晴らしさ。陽の光といい、湿度の高さといい、微風の吹き加減といい、理想的なものだった。

昨夜録画しておいたオペラの放送「椿姫」を DVD に焼いたりしているうちにだんだん雲が多くなってきて、午後3時を過ぎる頃にはとうとうポツリポツリと雨が降ってきた。

ドイツ人のジャズ好きの仲間から貰った 「上原ひろみ」の DVD を見始めた。プレーヤーに掛けてみたらなんと NHK の放送を録画したものだったのにはビックリ。彼はどこからこれを入手したのだろう。日本のテレビから録画したものをドイツ人に貰うというのはなんだか妙な気持ちだ。(^_^;)

これは面白くて一気に最後まで聴いてしまった。彼女は凄い才能の持ち主である。そのあと夕食は六時過ぎに食べて、8時半から始まる女子サッカー・ワールドカップの決勝戦観戦に備えてしっかりと腹ごしらえ。

いよいよ試合開始となって観始めたらアメリカチームの怒濤の攻めにビックリ。なにしろ試合開始後30秒にあわやというチャンスがあって、そのあとも攻めに攻められる。前半戦で3-0とかになっていてもおかしくない試合展開だった。

緊張して観ていたらあっと言う間に前半戦終了で気がついてみれば0−0である。ここで「もしかしたら?」という淡い希望を抱いた。しかし後半戦が始まってもアメリカのスピードと圧力は治まらず、ついに1点をねじ込まれた。だが、そのあとなんと日本がゴールして1-1となりまたまた期待感が復活する。試合は延長戦へともつれ込んだ。

しかし延長戦前半でアメリカに素晴らしくきれいなシュートを決められ万事休す。もはやこれまでと思っていたらなんと延長戦後半の試合終了ギリギリでまたまた同点に。それも決めたのは キャプテンの澤選手である。素晴らしい精神力と技術だ。脱帽である。

とうとうPK までもつれ込んだこの試合、ここまでやれば日本チーム、もういいよ、ご苦労様でした、という気持ちだった。アメリカ選手のあの力強いシュートが11mの近距離から飛んできたら受け止めきれないだろうと思ってしまったのだ。そしたら、そしたらなんという展開か。日本が勝ってしまった!それにしても MIYAMA 選手の落ち着いたゴールキックにはゾクッとした。ドイツ語の Eiskalt( 氷のように冷たい・冷酷な)という表現がピッタリ来る。

まさかと思っていた勝利にさすがのわたしも飛び上がって大声で叫んでしまった。試合に勝ったあとファンが自動車の警笛を鳴らしながら自国の旗を振って大通りを闊歩する気持ちが良くわかる。(^_^)

興奮冷めやらず、そのあと1時間以上も起きていた。この素敵な出来事が3月11日以来うつむき加減だった日本人のまなじりをあげさせ、元気にしてくれるのではないかと期待する。いや〜、実に、実に素晴らしい日曜日だった。