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2011年08月24日

映画を2本、たて続けに観た

水曜日・晴れ / 最高気温32度
7時起床。記録上は昨日の方が1度高かったけれど今日も昨日同様に暑い1日。先週の金曜日に注文したオーブンの取り付け工事人を待っていてどこへも出掛けられなかった。結局、配達と工事人が来るのは金曜日ということが夕方になって判明。これがドイツの一面でもある。

ブリギッテの出社時間に合わせて7時過ぎの起床。彼女を見送ってからしばらくして、末娘も自分のアパートへ戻っていった。金曜日の午後からわが家に泊まっていたので彼女が急に居なくなるのはちょっと寂しい思いがする。

それからあとはひたすらオーブンの到着を待つのみ。はっきりした時間を知りたかったので何度か MediaMarkt に電話したのだが、なかなか埒があかない。午後3時を過ぎた頃には今日の到着は諦めた。

わたしの知る限り日本ではこういう事態は考えられないがドイツではよくあること。こういうことに本気で腹を立てるのはもう諦めた。結局、金曜日ということになった。購入したときの店員は「水曜日か木曜日の配達、取り付け工事になりますが、伺う前に電話します」ということだったのだ。

待っている間に iTunes Store からレンタルしてあった DVD 2本を観た。最初は「必殺仕掛け人 5」。佐渡の金山から運ぶ金が盗まれた云々という筋立てで、これは観ているうちに腹の立ってくるほど酷い映画だった。脚本、俳優(藤田まことを除く)、大道具、小道具、全てがやっつけ仕事という感じでまるで時代劇になっていない。何度か途中で観るのを止めようと思ったが、せっかく代金を払ったのにという貧乏根性で最後まで観てしまった。

腹立ちが治まってから今度は 「陽はまた昇る」という映画を観始める。ヘミングエーの小説の名前と同じだけれど、内容は β Max と VHS 戦争に関するもの。こちらは面白かったし、終盤は泣けた。(^_^;) わたし自身が β Max を購入して感激して使っていたのでグイグイと引き込まれた。わたしの本棚の中にはいまだに捨てられない β Max の録画済みカセットが並んでいる。

この映画を観て改めて考えてみると、技術的には β Max に一日の長があったと今でもわたしは思う。戦争に敗れた原因は現代のアップル社にも見られる「囲い込み戦略」があの時代には受け入れられなかったこと。そして日本人独特の「出る杭は打たれる」という慣習に破れたのだと思う。ソニー社の現在の凋落はそれとは違って「繁栄への奢り」から来るものだからあの時の敗戦とはちょっと意味が異なる。

夕方、疲れた表情で帰宅したブリギッテとテラスで残り物での夕食。8時を過ぎた頃にようやくパラパラと雨が落ちてきた。