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2011年10月04日

いわき市のホテルで見た食事メニュー

今回のひと月にわたる日本滞在で、ふと気になったことがいくつかあったので、それを記録しておく。

image 左の食事メニューは9月6日、わたしの兄、姉たちが集まって一泊した小名浜オーシャンホテルの夕食のもの。どれもがとてもおいしかったのでわたしはペロリと平らげてしまったのだが、このメニューには材料の出所がいちいち記されていることに気がついていた。

これはホテル側の配慮で「私共は放射能に汚染されていない材料を使っていますよ」ということをお客に知らせて安心させるためだろう。それはそれで客としては有り難いのだけれど、やりきれない気持ちを味わったことも事実だった。

小名浜というのは毎日とても新鮮な魚が水揚げされるところである。いわき市出身のわたしとしてはこれまでそれを誇りに思っていたことも事実。しかし、今回の震災でこんなことになってしまうとは。一日も早くこんな但し書きのないメニューが客の食卓に敗される時が来ることを願う。