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2011年11月22日

一日に「 Fidelio 」と「 Turandot 」のオーケストラ合わせ

火曜日・晴れ / 最高気温8度
8時20分起床。今日は11時半からのプローベだったのでしっかり朝寝をしてしまった。そのプローベとは二つの異なるオペラのオーケストラ合わせ。こういうのも珍しい。多分 Zubin Mehta のスケジュールに合わせたためだろう。

昨夜4時頃に急に咳が出始めてそれがなかなか止まらず、しばらく眠れなかったのだが、6時過ぎ頃になって再び寝入ってしまったらしい。目が覚めたのは8時20分だった。もちろんブリギッテは出社したあと。昨夜は「ホフマン物語」でわたしが帰宅したときにはブリギッテは既に眠っていたから、なんだかずいぶん言葉を交わしていないような妙な気になった。

劇場のプローベというのは10時から始まるのが普通。それが今日は11時半からということでもの凄くゆったりとした朝だった。プローベの内容は Fidelio のオーケストラ合わせで、 Zubin Mehta は合唱の部分だけを先に抜き出してやってくれたからすぐに終わってしまった。そのあと休憩を入れて今度は合唱練習室での音楽稽古。

14時に終了して帰宅。味噌汁を作って簡単な昼食を食べたあとしばらく休養して、17時過ぎにまた劇場へ。今度は Turandot のオーケストラ合わせ。午前中の Fidelio と同じく指揮者は Zubin Mehta 。彼は相変わらずシャキッとしているのだが、よくよく観察してみるとやはり年齢を感じさせる。わたしもあと10年ぐらいすると彼の現在の歳になるわけで「もって他山の石」としなければ。

今回の Turandot は第三幕のどの部分で終了するのかがまだ決まっていなかった。演出家は Zubin Mehta へのリスペクトから彼の裁量に任せる心づもりだったらしい。今日それが決まって、作曲家のプッチーニの死によって中断した部分で終わることになった。これはこれで興味深い。 わたしが経験したジャン・ピエール・ポネルの演出ではフランコ・アルファーノの補作を入れての公演だったが、やはりちょっとした違和感は禁じ得ない。

今夜のオーケストラ合わせでは Zubin Mehta が彼のテンポで、しかし歌手にピッタリ付けて歌手をサポートしていた。これがオペラ指揮者の王道である。現在の GMD であるケント・ナガノと較べるとその違いは歴然としてしまう。

わたしは21時の帰宅。ブリギッテは退社後イタリア語コースがあって22時近くの帰宅。