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2011年12月17日

妻はクリスマス・パーティに

土曜日・曇りときどき小雪 / 最高気温2度
7時起床。週末であるが、わたしは夜に Turandot があったし、ブリギッテは同僚の急病による予定外の土曜日出勤となって、普通の日と変わらなかった。彼女はそれに加えて夜はクリスマス・パーティにでなくてはならなかった。

その日は自分が休日であると分かっているときに、同僚の急病で出勤しなくてはならないというのは複雑な心境で嫌なものである。わたしはこれまで何度となくそういう体験をしてきた。今日のブリギッテはまさにそれ。

なぜ複雑かというと、ドイツの医者は患者が病気の診断書を書いてくれと要求したときに殆ど抵抗なく出してくれるのだ。そこには患者を自分に繋いでおきたいとか保険の点数とかの理由があるには違いないのだ。要するに仮病だと分かっていても診断書を書いてくれる医者が多いのである。その人にもよるのだけれど「急病」ほど疑わしいものはない。(^_^;)

ブリギッテが出社したあと、わたしは10時頃から森へのウォーキングに出掛けた。今日は夜の公演だけなのでどこかでしっかりと歩いておかないと一万歩には達しない。ときおり小雪がちらつく灰色の空だったが予定通りの距離を歩いて帰宅したときには汗をかいていた。

昼食は冷蔵庫に入っていたマンゴルトという野菜が傷んできているので、それを使って野菜炒めを作ってみた。この野菜はわたしは料理したことがない。中国野菜かと思っていた。今日の最初の試みは自分の予想とは違う料理になってしまって、失敗作だと思う。 Twitter で数人の方から料理法を教えていただいたので次の機会にはそれらを参考にして再挑戦してみる。

ブリギッテは14時過ぎに帰宅してすぐに週末の買い物に出掛けて行った。クリスマス、年末を控えていてまともに買い物が出来るのは今日ぐらいしかないのだ。買い物から戻ってきて、さすがに彼女もグッタリ疲れたらしくベッドに直行して昼寝。彼女は今夜もまた予定が入っていたのだ。

その予定というのは職場のクリスマス・パーティ。これに出席しないと事業主のご機嫌が悪くなるというので、万難を排しても参加しなくてはならない。毎回、趣向の凝らされた楽しいパーティなのだが、今年はミュンヘン郊外の Tegernsee 湖畔で行われるらしい。殆ど毎年わたしも同伴しているのだが、今夜は Turandot の公演があってこれを休むわけにはいかないから、彼女はひとりでの参加。それも彼女の気の進まない要因であったらしい。間もなく日付が変わろうとしているが彼女はまだ帰宅していない。きっと疲れて帰ってくるだろう。