« こういうキャンセルは嬉しい | Main | 暖かかった »

2012年02月18日

"Madama Butterfly" の1回目

これも久しぶりの公演。しかし、この演出も随分長いことやってる。今シリーズは主要人物3人が新しいキャスト。その中でも目玉はテノールの Roberto Alagna だろう。今が旬だと言っても良いのではないか。

わたしは始めて生の彼の声に接したのだが、思っていたよりも軽い声だ。しばらく前にミラノ・スカラ座でアイーダのラダメスを歌いブーを貰った事件があったが、彼の声は絶対にラダメスを歌う声ではない。イタリアの聴衆が正しかったのだと思う。

今夜の役、ピンカートンでも、その軽い声でマッチョ振りを表現しようとして音程が不確かになった部分があちこちに見られた。もっと彼の声に適した役を歌えばよいのにと思う。

タイトルロールの Svetla Vassileva もわたしにはもうひとつピンと来なかった。声にもう少し滑らかさがあっても良いと思うのだが。聴いていて快くはなかった。

Besetzung

Musikalische Leitung: Stefano Ranzani
Inszenierung: Wolf Busse
Bühne: Otto Stich
Kostüme: Silvia Strahammer
Chor: Stellario Fagone

Cio-Cio-San: Svetla Vassileva
Suzuki: Okka von der Damerau
B.F.Pinkerton: Roberto Alagna
Kate Pinkerton: Silvia Hauer
Sharpless: Franco Vassallo
Goro Nakodo: Ulrich Reß
Der Fürst Yamadori: Christian Rieger
Onkel Bonzo: Goran Jurić
Yakusidé: Tareq Nazmi
Der Kaiserliche Kommissär: Peter Mazalán

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

Madama Butterfly から2012年2月18日に引用