トスカーナ・2日目

火曜日・曇りときどき晴れ / 最高気温16度

7時起床。8時に全員で朝食にしましょうと昨夜のうちに決まっていたので、ゆったりとした朝というわけにも行かなかった。今日はオリーブの実を収穫するということで、4人の手伝いのイタリア人たちが8時から作業を始めていた。
さすがにテラスでの朝食は寒いので室内でということになった。ごく普通の朝食でわたしはあまりお腹が空いていなかったからそれほど食べなかった。朝食のあとわたしとこの別荘の夫人を除く全員は収穫作業に参加。わたしと夫人は Castelnuovo Berardenga へ買い物に。出掛ける前に電気釜にご飯を仕掛けて12時半にタイマーをセットした。

夫人の買い物というのがゆったりとしているので、わたしは昼食の用意があるから心の中は穏やかではない。というのも最初の話では6人分の食事を作るということだったのだが、それが10人だと分かったからだ。鶏のもも肉を10本買ったのだが、骨を外す作業がけっこう時間が掛かるのは経験済み。買い物を終わって別荘に帰ってきたときは11時を過ぎてしまっていた。

昼食は午後1時ということにしてあったので、時間的にはギリギリ。そこで仕方なく大きな鍋に9本の鶏のもも肉を骨付きのままぶち込んで屑野菜を入れて煮ることにした。煮たあとで骨を外すのは比較的簡単。こんな曲折があって結局出来上がったのは午後1時5分過ぎ。時間的にはパーフェクトである。(^_^) 夫人がモッツァレラとトマトの前菜を作ってくれたので、食卓はけっこう豪華な感じになった。カレールーを4箱使って鍋一杯作ったカレーはきれいに平らげてくれた。

食後にまたオリーブ収穫の作業がはじまったのだが、これは意外に短時間で済んだ。収穫したオリーブの実は約 120Kg でそれを絞って出来るオリーブ油はたったの 14 リットルにしかならないとか。そのあとわたしとブリギッテ、それにもう2人が加わり “PABLO” を連れて散歩に出掛ける。起伏のあるトスカーナ特有の道を1時間ほど掛けて歩いて戻ってきたときには、すっかり汗をかいていた。

夜は今日手伝ってくれたイタリア人の家に全員が招かれてワインの夕べ。簡単な食事だったが、その全てにトスカーナの空気感を感じて素敵だった。