霧の1日

水曜日・曇り / 外気温3度

6時半起床。昨日は8時過ぎの目覚めでブリギッテを見送ってやれなかったから、今日は6時半に眼が覚めたのを機会にそのまま起きた。さすがにこの時間に起床するとシャワーを浴びてゆっくりと朝食をとってもかなりゆったりとしたものだ。彼女を送り出してからメールチェックなどをしてからウォーキングに出掛けた。午前中にやるべきことをやっておけば午後からは心が平穏に過ごせる。(^_^;)

ウォーキングは 7968歩・68分 を歩いて帰宅。今日も霧の立ちこめるシットリとした空気の中を気持ち良く歩くことが出来た。気温が3度で午前中という時間帯は時折ジョッギングしている人に出会うだけで森の中をたったひとりで歩いている気分。これが夕闇迫る頃となると65歳のわたしでも怖いだろうと思う。

午後はガラクタを引き取って貰う業者が見積もりに来るというのでそれまで昼食はお預け。夫婦2人だけになってそろそろ身の回りの整理をし、出来るだけ身軽に生活しようと思い、思い切って捨てるものを仕分けしたのだがそれがけっこうな量。地下室の一つが殆どガラクタで一杯になってしまった。わたしの体力ではそれらを捨てに行くのもままならないので業者に頼もうというわけだ。

見積もりに来てくれた業者はざっと見て450 € という値を付けた。わたしの腹づもりでは250 € ぐらいかと思っていたのでかなり開きがある。もうひとつの業者にも見積もりを頼んでいるので両者を較べて条件の良い方に頼むことになる。それが終わってようやく昼食。一昨日に料理した「麻婆豆腐」を温めて食べたが、味がしみ込んでいてとてもおいしかった。

そのあとは声のトレーニングをしたり、 iMac に録画してあるテレビ番組などを整理したり、読みかけの本を読んだりして夕方まで過ごす。今読んでいる 広重殺人事件 (講談社文庫): 高橋 克彦 というのが面白い。この小説の舞台となっている仙山線沿いの「山寺」とか天童市とか「板蕎麦」を食べさせる蕎麦屋とか、9月に訪れたばかりのところなので記憶に新しい。読んでいたら再び訪れてみたくなった。(笑)

ちなみにこのシリーズは「写楽殺人事件」から始まり「北斎殺人事件」を経て「広重殺人事件」で完結する。浮世絵に少しでも関心があるのなら読んでみることをおすすめしたい。食事に招かれたりしてドイツ人家庭に行くと居間に浮世絵の複製が掛かっているところが多い。ドイツに長年住んでいる日本人の家にいってもこれは同じだ。それだけ浮世絵というのが日本を象徴しているということなのだろう。天の邪鬼のわたしは浮世絵を居間の壁に掛けることはしない。(笑)

夕食に久しぶりにスパゲッティを作ろうと思っていたら、あてにしていたツナ缶が切れていた。仕方なくご飯を炊き、豆腐とジャガイモの味噌汁を作り、タマネギと椎茸(乾燥したものを戻した)の入ったオムレツにした。いただき物の「辛子明太子・つぶ出し」も添えてなんとか形がついた。