小学生以下の天文知識

皆既月食を見た翌朝、食卓での会話。

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わたし:「昨夜の皆既月食ははきれいだったね」

ブリギッテ:「わたし、外側だけが明るい輪になったきれいな月蝕を見たことがある」

わたし:「エッ、それって皆既日食のことじゃないの?」

ブリギッテ:「でもとっても暖かい夜だったから絶対に夜よ、きっと地球と月との間に太陽が入ったのね」

わたし:「なに〜!?だったらもの凄く明るいはずじゃないの?絶対にそれは夜じゃないよ」

ブリギッテ:「でも、凄く暖かかったんですぅ!」

わたし:「よく考えてよ、地球と月との間には絶対に太陽は存在しないんだから。それに太陽がそんな近くだったら太陽の熱で地球は存在していないよ。」

一瞬考えたあと自分でも記憶違いに気がついたのかギャハハハと涙を出して笑っていた。

彼女の天空に関する知識なんて、こんなものです。(汗)

数年前から気になっていること

ドイツで、ミュンヘンの周辺でカトリックの(もしかしたらプロテスタントも)司祭に外国人が多くなってきている。それもインド人と黒人の司祭の増加が目につく。この分野も後継者不足で外国人導入が進んでいるのだろうか。

わたしが妻になんだか違和感があるんだけれど、と言うと彼女から返ってきた皮肉交じりの答えは「数百年前はヨーロッパ人がキリスト教を未開の地に拡げていった。今、ヨーロッパが宗教的には後進国となったということじゃないの」

わたしの心の中の小さな部分がそれに頷いている。

頑固に休養日を貫く

2018年7月28日(土)・晴れのち曇り/最高気温29度

8時起床。

5時半頃に眼が覚めた。トイレに行ったあとそのまま起きてしまうか二度寝するか迷ったけれど結局ベッドに戻り起床したのは8時頃。

朝食のあとブリギッテが Grünwald の Bauernmarkt に行くから一緒に来てくれという。余り気の進まないままに同行。そこに着いてみるとそこは炎天下の木陰も無い場所で、しばらくするとフラフラしてきた。

ブリギッテは楽しそうに買い物をしているのだけれど、こちらはだんだん辛くなってくる。ときおり「このチーズおいしそうだけれど買おうか?」とか聞いてくるのだけれど、わたしは勝手にしてくれ、という態度が出てしまう。だんだん険悪な状態になったまま帰宅。(汗)

帰宅してわたしはベッドに直行。1時間ほど眠ったようでそのあとはスッキリ。ブリギッテはその間、昨日貰ってきたリンゴを使って Apfelstrudel を焼いていた。

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昼食は今朝 Bauernmarkt で購入したトマトのサラダ。わが家の家庭菜園の大葉を刻んで添える。3月末にイタリアのモデム近郊で購入したりんご酢を使ったドレッシングがおいしかった。

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その後わたしはまた眠気が差してきて再びベッドへ。今回もよく眠れて体力が回復しているのが自覚できる。

午後は彼女が焼いた Apfelstrudel をコーヒーと一緒にいただく。これもおいしかった。

夕方近くなって彼女は映画を観に行きたいという。わたしはそれまで2度の昼寝で自分がかなり疲れていることを自覚していたので今日はこのままゆっくりしたいと思った。

今回はわたしの我が儘を通して彼女ひとりで行って貰うことにする。しかしわたしの心の中にはちょっとした罪悪感があるのも事実。

われわれ夫婦も長いこと付き合ってきて、若くはないのだから単独で行動することが多くなってもいいと思うのだが、彼女はいまだに夫婦単位の行動を是としている。時にそれは苦痛でもある。これって日本人とドイツ人の差もあるのだろうか。