身体のバランスが狂い始めている?

2019年3月19日(火)・晴れときどき曇り/最高気温7度

7時起床。

今日は10時から2回目の Krankengymnastik があって出掛ける。今日もとても有意義な時間だった。家でも出来る腹筋を維持する体操を3種類教えて貰ったので、これからはしっかりと続けよう。

帰宅途中で車のガソリンを満タンにし、家庭医に立ち寄る。昨日採取した血液検査の結果を聞くため。検査結果は同じ数字が出ていて受付の助手の女性も首をかしげている。

14時から家庭医が来るのでまた足を運んだ。家庭医も首をひねって、血液検査をしたラボに電話をして間違いがないかどうか確かめていた。出ている数字:<HbA1c、グリコヘモグロビン:7.7> は糖尿病患者の数値だというのでわたしも驚く。

去年までの血液検査では余裕でクリアしていた項目で、食生活が変わったわけではなく、今年になって急に変化したのはわたし自身も不思議に感じている。

素人考えではあるが、11月に網膜手術をしたことで肉体のバランスが崩れ、疲れやすくなっているのが原因になっているのでは。まあ、あくまでも自分だけの考えであるけれど。

帰宅してうどんを作って食べてから1時間の昼寝。これは意識が遠くなる深度が深くて、気持ちが良かった。

18時過ぎに家を出て久しぶりのオペラへ。初めて見る作品だったけれど楽しめた。22時40分の帰宅。

LA FANCIULLA DEL WEST (西部の娘) を観た

2019年3月19日(火)

プッチーニ作曲のこのオペラを観るのは始めて。今夜は新演出の2回目の公演。

このオペラはヨーロッパの劇場では余り上演される機会がない。題材がアメリカ・カリフォルニアを舞台としていることはそれほどの意味は持たないだろう。多分、女声が2人しか登場しないということもあるのかなぁ、と思ったり。それと典型的なアリアがソリストに与えられていないからかもしれない。

それはともかく、今夜の公演は高水準のソリスト陣が楽しませてくれた。特筆すべきはやはりミニーを歌ったソプラノの アニヤ・カンペ だった。プッチーニの厚いオーケストラの響きを突き抜けてクッキリ聞こえてくる声の強さもさることながら破綻のない声のフォルムと演技力がわたしをオペラの世界に没入させてくれた。

Jack Rance を歌った John Lundgren も素晴らしい響きのバリトン。彼が歌うもっと他の役も聴いてみたくなる。

Dick Johnson 役のテノール Brandon Jovanovich も立派な声で不満はないのだが高音にブッフォらしい色を感じたのがわたしとしてはもう一つだった。

第三幕で彼が歌う “Ch’ella mi creda libero e lontano” という短いアリアを聴いた時には自分の学生時代を思い出した。このアリアはとても短いものなのだが、最後に高音の「B」音が出て来る。それで、わたしの学生時代はこのアリアを歌って「わたしは高音の “B” もちゃんと出ますよ」というデモンストレーションに使っていた。(笑)

演出は決して奇をてらったものではなくプッチーニの音楽に沿った、観客を戸惑わせることのないオーソドックスなもの。個人の好みではあるが、わたしはこういう演出が好き。とても楽しい夕べだった。

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