チェシュメ・3日目

6月20日(木)・快晴/最高気温33度

7時半起床。昨夜は網戸だけにして就寝したのだが、夜中には暑くて何度か目覚めた。ただ、湿度が高くないのが助かる。寝室にはクーラーも備わっているがそれを使わなくても今のところは済んでいる。ブリギッテは目覚めたあとすぐに水着に着替えて海に飛び込んでいた。とても快適だと言っているがわたしは朝から海に入る気にはなれない。(^_^;)

朝食は日陰になったテラスでゆったりと快適にとった。パンもドイツの白いパンと殆ど変わらずこの点ではイタリアのパンよりはわたしには合っている。昨日市場で買ってきた新鮮な卵をゆで卵にして食べたのだがさすがに新鮮だった。

昨日、隣家のトルコ人男性に案内して貰った街、チェシュメを今日はわれわれだけでゆったり歩きたいというブリギッテの希望で10時過ぎに出掛けた。今日も昨日に劣らず素晴らしい天気で雲ひとつ無い。ナビがあるのでまったく迷わずにチェシュメの街の外側に駐車することが出来た。

街を見下ろす位置にある要塞に上ってチェシュメの街と港を見下ろす。そこを下りてから歩行者天国の両側に並んだ店を見て歩きながら一軒のハンドバッグ屋に入った。この店は今回の旅を提供してくれたトルコ人医者の勧めてくれた店。ブリギッテは最初から自分の貯めたへそくりでバックを買うつもりだったらしい。ドイツの店で買うよりも遙かに安いそうで、30分ほど選んだあとで好みのものを見つけて買った。

わたしはそのあいだ店の前にしつらえられた椅子に座ってトルココーヒーを飲みながら道行く人を眺めて楽しんでいた。これは退屈なようでなかなか楽しいものである。どうしても女性に目が行ってしまうのだが、女性の殆どが立派な体格なのはさすがにトルコという感じ。スラリとした女性はほとんど歩いていないし、たまにそういう人がいてもそれほど魅力的に感じないのは眼の慣れだろうかと自問自答していた。(笑)

ブリギッテの買い物が済むとちょうどお昼時だったので、ドイツのケバブ屋さんと比較する目的でごく普通のケバブ屋に入って食べてみた。ここでも感じたのだが料理の全てが塩をわずかしか使っていない。欲しかったら自分で塩を掛けてくれと言うことらしい。これがわたしには多すぎると思われる量を食べられる秘訣なのかもしれない。ミュンヘンの行きつけのケバブ屋さんも、まあ悪くないということを確認して帰路についた。

帰宅したのは午後2時過ぎ。炎天下をブラブラ歩きして、お腹も膨れていたから家に着いた途端に眠気が襲ってきて1時間ほどグッスリと眠った。そのあと4時過ぎからブリギッテと海に浸かりに行く。今日は昨日より少しうねりが高かった。帰宅してシャワーで身体の塩を落とし着替える。

夕食は隣家の老婦人がご馳走してくれた。彼女の息子が運転してくれる Mercedes Benz のクーペでこの辺でいちばんおいしいという魚料理店まで走る。ほんの5分ほどで到着したのは海に面した広々としたレストランで時間が早いせいかまだ誰もお客はいない。8時過ぎになるとお客でびっしりになるので予約を入れてないと席を取るのが難しいという。

IMG 2673

まず、カウンターに行って自分たちの食べる前菜とメインの魚(鯛を選んだ)を注文することから始まる。それが済んで席に着いたら、後から後から前菜が出てきて、わたしの胃袋が果たしてメインの魚料理までたどり着くかなと心配になった。それでもトルコ特有のお酒 RAKI を飲んで食べているうちに海老や蛸、イカ、海藻、サラダなどの前菜がスイスイとお腹の中に消えていく。

IMG 2687

会話の全てが英語なのがストレスだったけれど、なんとか凌いで約2時間後に店をあとにした。家に戻るとちょうど太陽が沈む時刻の海の眺めが素晴らしいので海の端を散歩したあとに帰宅。夕方に海から吹いてくる風が本当に気持ちよい。

IMG 2711