6月19日(水)・快晴/最高気温31度
8時起床。昨夜はけっこう暑かったのと枕の高さが合わなかったのか夜中に何度か目覚めるというあまり快適な睡眠ではなかった。しかし、旅の1日目というのは大体こんなものだ。
ここの住まいにはテラスが二つあって一つは午前中に影が出来て涼しく、夕方はそれが逆になる。時間帯によって快適なテラスを選ぶことが出来るという合理的な設計だ。もちろん8時過ぎの太陽はかなり暑いので朝食はそちらでとることになった。
昨日到着して住まいの中をいろいろと見て回った。いちばん懸念していたのはインターネット接続の点だった。友人はルーターも買ってあるしインターネット接続の契約も済んでいるからわたしが設定してくれということだった。それなら出来るかなと思ってやって来たのだったが、配線がむき出しのままで床に横たわっているだけだった。(-_-;) これではわたしの手に余ると思いこれからの二週間はインターネット無しの生活になるかと思った。
しかし、買ってあったルーターの横にはインターネット接続用のUSBスティックがあった。これを試してみたのだが、いざ繋がるかなと思った最終段階で撥ねられる。これには参った。
今日は隣に住む親切な男性がチェスメの町を案内してくれるというので、コンピューターに店で訊いてみようということになり彼と一緒にUSBスティックと MacBook Pro 15 を持って出掛けた。今日もまた昨日同様に暑かった。
始めに日本で言うならソフトバンクのような店で確かめてみたのだが、そこでもうまくいかない。そのあと彼の案内でヨットハーバーのそばのレストランで昼食。ここはけっこうな値段だった。観光客相手の店ということもあるのだろう。
路上で売っている野菜類はどれもみるからに新鮮なもので、訊くと農家からの直送らしい。そこでトマトやキュウリ、卵を買ったあと今度はコンピュータ専門店に入って見て貰ったら、カチャカチャといじって数秒のうちにインターネットに接続が成功した。やれやれ、これで一安心である。インターネットに繋がらない生活はなんと不便なことかと痛感した1日だった。帰り道にユーロをトルコ・リラに替えて帰宅。
途中、友人が教えてくれたチェシュメでいちばんおいしいアイスクリーム屋さんの前に車を停める。アラビクムという名前のアイスを勧められたが粘りがグミ・アラビクムを連想させた。
住まいに戻ったのが3時頃。さすがに炎天下の歩行で疲れたので1時間ほど昼寝。夕方5時近くになってアパートから50mほどの近さにある海岸へ水浴に向かった。隣人のアドバイスで海で泳ぐのなら朝11時までと夕方4時以後にしないと日焼けで大変なことになるというのでそれに従った。この海水浴場はこの住まいのある地域専用のものらしく10人ほどの人しか泳いでいなかった。海水も快適に温かくてぬるめの温泉に浸かっているような感じだ。30分ほど楽しんでアパートに戻りシャワーを浴びる。
夕食は今日チェシュメで買ってきたトマトやキュウリ、オリーブそれにドイツでは見たことのないチーズ。忘れずに缶ビールも買っておいたので楽しい夕食となった。確かに気温は高いのだが、海から吹いてくる風が肌に心地よく暑さを感じさせないのが助かる。