La Favorita を観た

また切符が回ってきて約40年ぶりにこのオペラを観ることが出来た。

Musikalische Leitung:Karel Mark Chichon

Inszenierung:Amélie Niermeyer

Bühne:Alexander Müller-Elmau

Kostüme:Kirsten Dephoff

Licht:Michael Bauer

Choreographische Mitarbeit:Ramses Sigl

Dramaturgie:Rainer Karlitschek

Chor:Sören Eckhoff

Léonor de Guzman:Elīna Garanča

Fernand:Matthew Polenzani

Alphonse XI:Mariusz Kwiecień

Balthazar:Mika Kares

Don Gaspard:Joshua Owen Mills

Inès:Elsa Benoit

Bayerisches Staatsorchester

Chor der Bayerischen Staatsoper

どうしても1971年9月に聴いたアルフレード・クラウス、フィオレンツァ・コッソット、セスト・ブルスカンティーニ、そしてルッジェロ・ライモンディの姿と声、それに古典的な演出が強烈な印象となって残っているので、観ていても違和感を感じ、のめり込めなかった。それにしてもあの時はなんと豪華な配役だったのだろう!

今夜のソリスト達も立派な声で文句のつけようがないものだった。あとは聴く人の好みという他はない。注目のガランチャは破綻のない余裕のある端正な歌唱。テノールはわたしには明るく軽すぎる声だが最後まで破綻なく歌い通した。しかしその破綻のない歌唱がわたしには物足りない。

贅沢な望みかもしれないが、劇場で聴くオペラにはもう少しハラハラ、ドキドキ感が欲しい。歳をとって感受性が鈍感になっているのかもしれない。哀しいことだが、きっとそうなのだろう。

友あり、遠方より来たる

10月28日(金)・晴れ/最高気温14度

6時起床。
昨夜泊まったカローラと今朝も早く出掛けるブリギッテに付き合い、わたしも早起きして2人の朝食を用意する。

今日は google + でお付き合いしている若い日本人男性のTさんと Augustiner Keller でランチをすることになっていた。彼は仕事の関係で4日ほどスイスに出張に来ていて、帰途ミュンヘンでのトランジェントの機会を捉えて市内まで足を延ばしてくれた。

午後1時少し前に到着して彼は Weißbier 、わたしは Hellesbier を注文。今日は天候が良かったからビールもおいしく感じた。彼はグーラッシュ(スープではない)、わたしは Braumeistersteak を食べながら会話も弾み時間が速く過ぎていった。

Haubtbahnhof まで一緒に歩き、そこでお別れ。次回は日本で会えるかな。

昼食に1リットルのビールはかなり効いて、家についてすぐに昼寝。1時間のタイマーをセットしたので4時頃に眼が醒めた。

夜は6時半にブリギッテの職場で彼女をピックアップして、Nationaltheater でオペラ「ラ・ファボリータ」を観る。

このオペラは芸大の学生だったときに来日したイタリア歌劇団の公演以来初めて聴く。あの時聴いたアルフレード・クラウスとフィオレンツァ・コッソットのコンビが素晴らしく、強烈な印象となって残っている。

帰宅は22時半。今夜はフローリアンとカローラも泊まるので狭い家に5人がひしめき合っている感じ。