自宅はやはり落ち着く

7月3日(水)・曇りのち雨/最高気温22度

7時半起床。ベッドで目が覚めたときには、一瞬ここがどこかわからなかった。それほどグッスリと眠っていたのだろう。

朝食はテラスで。家の中に座って食事するよりは確かに開放感があるのだが、昨日までのトルコの空気と較べると湿り気があって重いと感じる。それでもミュンヘンの基準を考慮したら満足すべきもの。テラスで朝食が出来るというだけでもありがたい。(^_^;)

ブリギッテは今週一杯まだ夏休みを取っているので、今日は懸案だった照明器具を買いに行こうということになった。こればかりはわたし1人で決めるわけにもいかない。食卓とソファーベッドを買ったときについて来たクーポン券があるので再び同じ Segmüller という店に行くことにした。

午前中とあってお客もそれほど多くなかったからか、中年の男性店員とじっくりと話し合って決めることが出来た。食卓の上に吊る照明はわたしの想定していたアルミ素材でLED 照明のものをブリギッテも気に入ってくれたのでそれに決定。階段の壁につける照明もアルミ系にした。

ステレオ装置の置いてある半地下の部屋は少し暖かみのある光が欲しかったので、わたしの感覚とはちょっと距離はあるがブリギッテの選択を受け入れた。それほど時間をかけたとは思わなかったのだが、時計を見るともう3時近く。

夕方7時から末娘の旦那(義理の息子)の卒業公開試験を聴きに来てくれと娘に頼まれていたのでブリギッテと出掛けた。妙なジンクスがあって、彼はわたしが聴きに行くと演奏にミスが多い。同じ音楽畑の義父(わたし)が聴いていると思うと緊張してしまうのかもしれない。それで最近は積極的に聴きに行くことは無かったのだが、今回は娘に強く勧められて行くことになった。彼の演奏した曲は下のもの。

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今夜の彼は最初から落ち着いていて、演奏に集中できている様子が伺えたのでホッと安心。演奏もちょっとした傷はあったけれど音楽学生の枠を超えた部分も感じられてわたしには楽しめた。1曲目のショスタコーヴィチのソナタは初めて聴く曲だったがとても面白かった。次に弾いたバッハは2箇所ほど傷があったけれど全体的にまとまりがあった。卒業試験とあって彼もしっかりと時間を取って練習したことがわかる。演奏家というのはやはり日々精進しなくてはならないのだということを改めて感じた。