旅の二十二日目・映画、そして鎌倉

2020年1月10日(金)・快晴のち曇り/最高気温13度

6時半起床。

今日も4時過ぎに目が覚めてしまった。朝風呂が開く6時半までベッドの中でポッドキャストを聴く。朝風呂はいつもながら最高。

ホテルの下にある Family Mart でおにぎり2個とコーヒーを買って部屋に戻り朝食。このスタイルが胃腸にも一番シックリくる。

昨日「森鷗外記念館」を訪問した時に、小堀鷗一郎医師の講演会が11日にあることを知る。しかしそれはすでに満員で、なんとか入場出来ないかと掛け合っても駄目だった。それを気の毒だと思った記念館の係員が紹介してくれたのが「人生をしまう時間」というドキュメンタリー・フィルムである。

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今日はそれを上映しているという田端の小さな映画館「シネマ・チュフキ・タバタ」へ足を運んだ。足を運んだだけのことはあったと思う。

昼食を「富士蕎麦」でとってから次は鎌倉へと向かう。以前、見たテレビドラマ「最後から二番目の恋」の舞台になった江ノ電の「極楽寺駅」の現場を見てみたかった。

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この頃から曇って急に冷えてきた。そんな空気の中で訪れた極楽寺のひとけの無い境内と佇まいは忘れられないものになりそうだ。

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「極楽寺駅」に戻ると「稲村ヶ崎」まで1.1kmという案内板があったのでそこまで歩いてみる気になった。

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海はちょうど太陽が沈もうとしている頃でこれまた忘れられない時間となった。遠くには大島のボンヤリとした影が見え、その右には意外と小さく目に写る江ノ島も。

再び大井町に戻り、空腹を「大阪・王将」の餃子で満たす。今日も良く歩いてその歩数は13,860 歩

旅の二十一日目・森鷗外記念館を訪ねる

2020年1月9日(木)・快晴のち曇り/最高気温15度

6時半起床。

5時前に目が覚めてから朝風呂が始まる6時半までベッドの中でポッドキャストを聴いていた。早朝の風呂は外部からの客が少ないのでゆったりと楽しむことが利点。今朝も一時間弱をタップリと楽しんだ。

朝食は今回初めての「大戸屋」で焼きサバ定食だった。数年前の前回利用時よりも、内容が改善された印象がある。快晴の空から明るい光が差し込む内部で食べる和食は気持ちよかった。

部屋に1度落ち着いてから上野へ。ブリギッテと訪れた時には大学院の入試があって入れなかった構内も今日は大丈夫。

しかし構内の建物がずいぶん変わってしまっていて懐かしさを感じることはできなかった。新しい奏楽堂の前に少し列が出来ていたので何事かと思ったら、指揮科の公開卒業試験だった。

そこを出てから昔なつかしい喫茶店「カヤバ」でコーヒーを飲む。

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外観は変わっていなくとも内部はかなりの変化。店内の壁に架かっていたのが下の写真。確かにこうだった。

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そこから「森鷗外記念館」へと歩く。そこに着いてみると、以前来たことがあるのに気がついた。しかし現在展示されている特別展「荷風生誕140年・没後60年記念 永井荷風と鴎外」が面白そうだったので入ってみる。

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わたしは永井荷風の作品をまだ読んだことがない。読まなくては。

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そこから根津神社を廻って上野御徒町までバスで戻る。

今日も一万歩を超える歩数・13192歩で満足。夕食は軽いものが食べたかったから、このホテルの側にある「富士蕎麦」でうどんを食べて済ませる。思いの外おいしかった。

旅の二十日目・「ゴッホ展」を観た

2020年1月8日(水)・雨のち曇り/最高気温9度

7時起床。

4時頃に一度目が覚めて、しばらくそのあと寝付けなかったがまた眠ったようだった。今日も朝風呂を楽しむ。

そのあとこれまでも一人で泊まった時と同じように、下のコンビニでおにぎり2個と熱いコーヒーを買ってきて部屋で朝食をとる。

外を見るとかなり本格的な雨降り。ホテルに閉じこもっているわけにも行かないので懸案だった「ゴッホ展」(上野の森美術館)を観に行く。雨のためか、さいわい今日は並んでいる列も無く、すぐに入場することが出来た。

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音声ガイドを借りて観て回ったがゴッホの絵は数が少なくて、彼に関連する画家達の絵を添えてなんとか展覧会の形をとることが出来ていた。

美術館を出ると幸運なことに雨はほぼあがっていて、そこから浅草の浅草寺に向かうことにする。雷門に着いた頃には雨の心配も無く落ち着いて仲見世をひやかすことが出来た。

そこから徒歩で再び「かっぱ橋道具店街」へ。先日ブリギッテと来た時には半分ほどしか見る時間が無かったので、悔いが残らないようにと、あらためて歩いてみる。

17時前に疲れてホテル着。身体が冷えていたのですぐに大浴場へ。身体を温めてようやくホッとする。お風呂はやはり最高。

夕食はトンカツの「まる八」へ。相変わらずのおいしさで今回も満足。ホテルに戻り日本酒を熱燗にして楽しむ。13556歩を歩いた快い疲れで今日も22時前の就寝。

旅の十九日目・名古屋 ⇒ 東京

2020年1月7日(火)・曇りのち小雨/最高気温9度

5時半起床。

ブリギッテの乗る飛行機が8時20分発なので6時半には空港に着いていたかった。そこで早起き。ホテルのシャトルバスで中部国際空港まで送って貰う。

書類には Terminal 2 とあったのでそこへ行ってみたら書類の間違いで Terminal 1 からの出発だった。こういうことがあるから余裕を持って空港には着きたい。

彼女がパスコントロール・セキュリティーチェックを終わったのを見届けてわたしは再び東京へ。名鉄の名古屋行きの列車はちょうど発車間際でそれに飛び乗った。

名古屋駅に着いてから空腹なのに気づき「特大かき揚げ・きしめん」を食べる。

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それからみどりの窓口で東京行き9時26分発ひかり号の指定席を取り乗車。早起きした上にきしめんで満腹だったからすぐに眠り込んでしまった。。目が覚めたのは新横浜駅の辺り。新幹線の旅は本当に快適。11時10分に品川着。

アワーズイン阪急のチェックインの時間(14時)まではかなり時間があるので大井町駅近辺のいろいろな店を見て回る。

チェックインしたあと、夕方近くにまた眠ってしまったようだ。6時前にホテルを出てわたしの好きな駅向こうの飲み屋街へ食事に出掛ける。ようやく今回もわたしの好きなこの界隈に帰ってくることが出来た。

そのあとユニクロに立ち寄り午後に当たりを付けておいた衣類を購入する。ホテルに戻ってから大浴場へ行こうと思っていたのだが、とても疲れていたので今日はおとなしく寝ることにする。明日からは一人の旅を楽しもう。

旅の十八日目・東京 ⇒ 常滑

2020年1月6日(月)・晴れ/最高気温13度

6時起床。

ブリギッテにとっては今日が最後の東京。朝風呂を楽しんだあと明るい陽の射し込む朝食会場での朝食。

昨日のうちに旅行鞄を詰める作業は終わっていたので、精神的にもゆっくり出来た。10時少し前にチェックアウト。

14時ぐらいまでは時間があったので かっぱ橋道具街 に行くことにする。今日もお天気に恵まれて気持ちの良い散策となった。最後にはやはり疲れて甘いものが欲しくなリ、浅草通りのお店で栄養補給。

下の「磯辺巻き」はブリギッテが注文したもの。

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そして普段甘いものを食べないわたしが注文したのがお汁粉。それだけ疲れていたということだ。

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時間に余裕を見て13時半頃にホテルに戻り、預けてあった旅行鞄を受け取る。

ブリギッテは明朝早くに中部国際空港から出発するので,空港近くの常滑にある ホテルミラーゴ中部空港 に予約を入れていた。

常滑というのはJR名古屋駅から名鉄に乗り換えて40分ほどかかる。品川を15時過ぎに出たので、常滑のホテルに着いたのはとっぷりと日が暮れた18時半頃になった。

暗くて分からなかったがホテルの周りにはなにもないという感じ。コンビニさえもない。朝早く出発する飛行時間に間に合うように、前日から泊まり込むという機能に絞ったホテルのようだ。

明朝は5時半起床の予定。

旅の十七日目・東京、買い物(お土産)

2020年1月5日(日)・快晴/最高気温10度

6時起床。

今年最初の日曜日は良く晴れた一日。日陰に入るとヒヤッと冷たい空気だったがそれでも陽の当たるところにいると快適。

朝風呂のあと今日は Atré の中のパン屋さんで朝食。おいしそうなパンだったけれど食べてみるとそれほどではない。それにちょっと値段が高め。1度ホテルの部屋に戻ってから「いざ、出陣」

ブリギッテが子供達や孫達へのお土産を買えるのは今日が最終日。明日は名古屋への移動日である。効率的に無駄のない買い物が出来るのはやはり銀座だろう、と有楽町駅で下車。

ブリギッテが「おい、おい」に行きたいと言うのが分からなかったが、それは「マルイマルイ」のロゴ「○I○I」をドイツ読みにしていたものだった。(笑)

「マルイマルイ」のあとは銀座・三越、ITOYA、山野楽器、木村屋、ユニクロ、鳩居堂、と歩いてわたしはクタクタ!気がつくと6時間歩いていた。疲れで頭も朦朧としている。しかしブリギッテは元気に買い物を続ける。

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反対にわたしはこれだけのものが果たして旅行鞄に詰まるものかどうかも心配になってきて、だんだん不機嫌になってくる。

つかれ果ててホテルに戻り文字通り「バタン・キュウー」とベッドに倒れ込む。少し休んだところでブリギッテが絵はがきを出しに行きたいが切手が無いという。郵便局に1人で行かせても言葉が通じないのは困るので、また駅向こうの郵便局までお付き合い。

そのあとでまたまたこのホテルの下にある「大井町食料品館」で買い物。彼女の買い物パワーは凄い。ホテルに戻ってから荷造りに取りかかったが、パッケージや包装袋などを取り払ったらどうにか規定内の重さに収まってホッとする。

旅の十六日目・友人たちとの会食、そして買い物

2020年1月4日(土)・曇り/最高気温12度

5時半起床。

少し早めの目ざめ。そのあと朝風呂を楽しむ。

9時半頃にホテルからほど近い理髪店に出向き髪を切ってもらう。消費税(10%)込みで1870円。安い、そしてテキパキとして仕事が速い。

そのあとブリギッテの買い物に付き合う。買ったのは孫たちへのお土産。

いったんホテルに戻り少し休んでから大崎駅へ。2年ぶりに会う友人と南口で待ち合わせて昼食へ。83歳になる彼は少しだけ年をとったようだが元気そうで安心する。ブリギッテと一緒に彼の住まいを見せて貰い4時前に別れる。

ブリギッテがまた孫たちへの衣類を買いたいというので、品川駅で下車。駅前に立つ品川プリンスホテルの中の子供服店 Pick And Choose |ピックアンドチューズ | 品川駅前 ベビー・子供服 | という小さな店で3人分買いそろえる。ちょうど30%〜50%引きのセールをやっていた。

この頃から疲れが出てきて,ホテルに一旦戻る。19時からは以前ミュンヘンのわが家近くに住んでいた友人夫婦と落ち合って夕食。このホテルの下にある居酒屋風レストラン くいもの屋 わん 阪急大井町ガーデン店 でいろいろな種類の料理を楽しみ、歓談。22時のお開き。

旅の十五日目・いわき ⇒ 東京

2020年1月3日(金)・曇り/最高気温12度

5時半起床。

夜中の3時25分にベッドの中で揺れを感じて目が覚めた。一度目はけっこう長く、ちょっと間を置いてまた揺れた。さいわい隣で眠っているブリギッテは何も知らずに眠っている。すぐにiPhoneでニュースを調べてみると銚子沖が震源地で最大震度4.0ということだった。ここ、いわき市は震度3だったそうだが、体感的にはけっこう揺れた。

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今日は再び東京に戻る日。10:17の列車に乗り、13時少し前に品川に着いた。チェックインまでには一時間ほどあるので、今回の旅で初めてのラーメンを昼食に食べることにする。

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2時にチェックインを済ませたあと大船に住む姉宅へ向かう。義兄が今年の7月8日に癌で死亡していたので、遅まきながら線香をあげに。

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義兄が亡くなってからしばらく時間が経って、姉の心も落ち着いてきたのだろう、彼女は思ったよりも元気そうだった。2時間ほど話してから6時頃に辞去。帰りの電車では人身事故があったとかでかなり列車が遅れてしまった。

大井町に着いたのはすでに8時近く。余りお腹も空いていなかったけれど、何も食べないわけにもいかないので「刺身盛り合わせ」などを買って部屋で食べる。22時頃からお風呂に入って就寝。長かった1日が終わる。

旅の十四日目・新年一色

2020年1月2日(木)・晴れときどき曇り/最高気温11度

6時50分起床。

今朝は7時からホテルのロビーで「餅つき」のアトラクションが行われた。熟睡しているところをブリギッテに起こされたので頭がフラフラしたまま餅つきを見学し、朝風呂を浴びる。

そのあとは大広間で朝食。これはもう凄い!

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上の写真のような新年の食卓。お屠蘇から始まって、お雑煮、そしてさまざまな趣向をこらした料理の数々。食べきれるかどうか心配だったが全てを平らげる。おいしそうな漬物があったので最後にご飯を二杯もおかわりしてしまった。(笑)

そのあとまた風呂を浴びに行く。11時にチェックアウト。最後に岡倉天心が好んで使ったという「六角堂」を写真に収める。これは2011年の津波で破壊され、そのあと再建したもの。

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帰りはまた兄宅に立ち寄ることにして姪の運転する車に同乗。途中にある いわき市石炭・化石館 ほるる に立ち寄る。ここは二度目の訪問。

そのあといわき市内の市場で寿司を初めとする食材を買い求め兄宅へ。またまた賑やかに料理が並んだテーブルを6人で囲み新年の縁を繰り広げる。

90歳になる兄夫婦も疲れている様子なので5時過ぎにお開きとし、また姪にホテルまで送って貰った。兄夫婦が元気なうちに会うことが出来たのはとても嬉しい。

旅の十三日目・初詣,海の見える温泉

2020年1月1日(水)・快晴/最高気温10度

6時半起床。

もうすぐ初日の出が見れるよ、とブリギッテに起こされた。窓が開けられないので思ったようなショットは撮れなかったけれどまあいいか。

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それから朝風呂を浴びる。朝食は元旦の特別メニューが出るのではないかと期待したが紅白の蒲鉾が加えられたのみ。かろうじて新年の感じ。

10時にチェックアウトしてから初詣に行く。神社はホテルから20分ほど歩いた飯野八幡宮といってわたしは何度か行ったことがある。

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それほど並ぶこともなくお参りをすることが出来た。わたしはほとんど半世紀ぶりの初詣である。それがこんな晴天の穏やかな日になるとは運が良い。😀

帰途はわたしの恩師が住んでいた家の前を通ってホテルまで戻る。街中の店は全てが閉まっているのでホテルのロビーでコーヒーをいただく。

12時48分発の電車で大津港へと向かう。今日、90歳の誕生日を迎えた兄が家族で祝う五浦観光ホテル別館 大観荘に招いてくれた。兄の家族たちとは午後3時にロビーで待ち合わせる。ここで通された部屋は今回の日本旅行で唯一の日本間。

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6時半からの夕食までの時間を海の見える露天風呂で楽しむ。何度も書くけれど、温泉は最高。

8人での会食はコース料理でとてもおいしかった。食事のあとは兄の泊まる部屋に集まり、彼の昔話の独演会となる。われわれの参加が彼にとって楽しいものであるなら,来た甲斐があって嬉しい。22時過ぎのお開き。

一風呂浴びてから寝ようと思ったらお風呂は灯を落としてしまっていた。せめて24時頃までは入れたらいいのに。

旅の十二日目・小中学校時代の同窓生二人に遭遇

2019年12月31日(火)・晴れ/最高気温17度

6時起床。

5時半に目が覚めたが、6時までベッドの中にいてから大浴場へ。朝風呂は最高である。😀

朝食はここもバイキング形式で、可もなく不可もなし。これがビジネスホテルの平均的バイキングなのだろう。10:12 発の普通列車で一駅先の「内郷駅」まで乗り、そこから墓地・淸光院まで歩く。その途中の道にはかつてのわが家もあった。

中学校、高専時代の8年間を毎日歩いた道筋なので、すっかり様変わりしているとはいえとても懐かしかった。途中の店で墓参のための花とお線香を買い求める。

思いがけなくそのお店のおかみさんがわたしのことを知っていて二人が小学校・中学校の同級生であることがわかった。それからは昔話に花が咲く。お墓参りは暖かい太陽の下で静かに気持ちよく行えた。

帰り道にある諏訪神社に立ち寄ってみることにした。ここもいろいろと思い出のある場所。折りからボランティアの人たちが急な階段のお掃除をしているところだった。

そこで話しかけてきた男性と話しているうちにまたまた彼が小学生時代の同級生であることが判明。瞬時に小学生時代の彼の顔立ち、名前などが次々に思い出されて、造り酒屋の息子だった彼の家まで何度か遊びに行ったことも思い出した。

本当に不思議なことがあるものである。

ホテルに戻り、途中で買ってきた昼食を食べていると、兄からの電話で3時という約束だったが出来るだけ早く来いという命令。(笑) タクシーで兄宅へ向かうこの頃から風が強くなってきた。

兄夫婦はいつもながらの温かい歓迎振りで今日もおいしい料理をお腹一杯いただいた。明日も兄夫婦とは会えるので今日は19時半にお開きにして貰う。

ホテルに戻ってから何十年ぶりかで「紅白歌合戦」を横目に見ながらこのブログを書いている。今夜は頑張って午前0時に初詣をしようと考えたが、無理をして風邪を引いたりしたら元も子もないので中止。おとなしくお風呂に入って眠ることにする。

旅の十一日目・東京 ⇒ いわき

2019年12月30日(月)・曇りときどき小雨/最高気温9度

7時半起床。

今朝は朝風呂はなし。久しぶりにパンとコーヒーの朝食が欲しくなったのでこのホテル内のレストランで済ませる。値段は600円(4.9€)で数種類のパンとコーヒーはお代わり自由。この値段と質だと決して悪くない。ちなみに写真のクロワッサンの色はこれほど黒くはなかった。

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そのあと荷物をフロントに預けて「上野の森美術館」の「ゴッホ展」を観に行く。しかし今日も長蛇の列で、待つ時間が勿体ない。急遽、行き先を銀座に変更。これは正解でブリギッテにとってはとても面白い観光となった。

有楽町駅銀座口から和光のある四つ角までの街並みを写真に撮り、「鳩居堂」でちょっとしたお土産の買い物を楽しんだ。そのあとはユニクロでの買い物。

とにかく、わたしの眼から見ても各店舗の気合いの入った飾り付けのデザインは見事なもの。やはり銀座だけのことはあると思う。

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私は従順に買い物に付き添っていたがそろそろ疲れてきた。最後は三越まで戻り地下2階のの食品売り場へ。ここもすごい人出だったけれどわたし自身も試食などをして楽しんだ。😀

サバ寿司のおいしいのもあった。ユーハイムのバウムクーヘンの値段はブリギッテに言わせるとそんなに高くないそうだ。イクラを売っていた店で親切な店員がブリギッテとわたしに試食させてくれた。もの凄くおいしかった!

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ブリギッテの食品売り場での感想は次のもの。

Mitsukoshi, eines der ältesten japanischen Kaufhäuser. Wer ein Geschenk in Mitsukoshi-Papier bekommt, kann sich auf den Inhalt freuen. Was hier allerdings vor Neujahr im Tiefparterre in der Lebensmittelabteilung abläuft, das kann man einem Europäer nicht erklären, dafür haben unsere Sprachen keine Begriffe.

(三越、日本で一番古いデパートのひとつ。三越の包装紙で包まれたプレゼントをいただいた時は、開ける前からその内容の確かさに嬉しくなる。年末のこの時期、地下の食品売り場で見られる新年に向けての光景は、ヨーロッパ人にどう説明した良いのか。この素晴らしさはわれわれの言葉では表現出来ない。)

午後2時頃まで楽しんだあとは彼女もさすがに疲れた様子。ホテルに戻り、預けて置いた荷物を受け取って品川駅へ。

ちょっと小腹が空いたので構内の「魚がし日本一」という立ち食いのお店で寿司を軽くつまむ。これがまたおいしい!寿司職人もテキパキとして無駄のない動き。このスピードと軽妙な食べ方が寿司屋本来の姿なのだと思う。

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そのあと弁当とお茶を買って常磐線 15:45発「ひたち号」に乗り込む。発車してすぐに弁当を開けて上野駅を過ぎる頃には食べ終わっていた。(笑) そのあとは二人とも爆睡。

いわき駅には18時11分到着。外はもう真っ暗でメインストリートの電飾がちょっとわびしげに光っている。ホテルはビジネスホテルの「ルートインいわき駅前」。部屋自体は狭いけれど、最上階(14階)に大浴場があるのが嬉しい。

入浴後は、お風呂に浸かる前に買っておいたビールとお燗をした日本酒を楽しむ。これが今回の旅行中、就寝前のスタイルになっている。燗酒を飲んだあとはよく眠れるのである。😀

旅の十日目・東京

2019年12月29日(日)・晴れときどき曇り/最高気温11度

今日はは雨の天気予報だったが幸運なことに降られずに済んだ。ただ、朝から予定通りに事が運ばず少々いらついたことも確か。

1.朝湯を楽しむつもりだったが9時半に終了ということで物足りなかった。(もっと早く入れば良かっただけのこと)

2.朝食を「スキ屋」で食べたのだが、途中で隣に座った男性の体臭がひどかった!(スキ屋を選んだわれわれが悪い!)

3.ブリギッテの希望で原宿まで行ってみたが、お目当てのストリートダンスやコスプレなどは見られなかった。(何年前の情報だ?)

3.それなら上野の美術館へと足を運んだら、昨日、12月28日から年末年始の休館に入っていた。(調べてから行かない方が悪い!)

4.東京藝大の構内を案内しようとしたら今日は立ち入り禁止だった。

と続いた。しかし、これもまた旅であるから全てが思うようになるはずもない。そう思えば納得である。天気予報に反してお天気に恵まれたことで、プラス・マイナス・ゼロと考えることにする

15時に吉祥寺に住む友人夫婦と落ち合い、井の頭公園を散策。そのあと吉祥寺の繁華街を見て歩く。そこは新年の料理材料を買い求める人で大変な混雑振り。買い物の好きなブリギッテにとっては、そこを見て回れるのがとても楽しい時間だったらしい。

そこから少し歩いた友人夫婦の住まいに招かれ、心のこもったもてなしを受ける。彼の手料理のステーキとジャガイモサラダは見事な出来。その他にもおいしいお酒をいただき、お寿司,デザートまでご馳走になってしまった。

次回はまたドイツでの再会をと約束して20時半頃に辞去。

ホテルに戻って明日からの旅行準備に取りかかる。小一時間ほどでそれも終わったので、寝酒を飲んでやすむことにする。今日も楽しく充実した1日だった。

旅の九日目・奈良 ⇒ 東京

2019年12月28日(土)・晴れ/最高気温11度

6時起床。

今朝も6時起きして朝風呂を満喫。奈良での最後の朝食もゆったりと楽しむ。10時にチェックアウトしてシャトルバスで奈良駅に向かう。出発前に「柿の葉寿司」を昼食用にと買う。

京都で乗り換えて品川には15時3分の到着。いつもながら新幹線は快適。。車中で少しだけ眠ったようで品川に着いた時にはスッキリしていた。

いつものアワーズイン阪急にチェックインし、すぐにアトレの中にある眼鏡店 Zoff へ。ここで検眼して新しく眼鏡を作って貰う。1時間で出来上がるので快適。そのあとこれまでの洗濯物をホテル内のコインランドリーで洗濯する。

今夜はクラシック音楽愛好家たちとの食事会が新橋であった。幹事役の S.T 氏が取り仕切り、サントリーホールで第九を聴いたあとに6名の人たちが集まってくれた。感謝である。

ブリギッテも同伴して賑やかに飲み、食べ、お話をし、0時過ぎの解散。

旅の八日目・奈良

2019年12月27日(金)・曇りときどき晴れ/最高気温11度

6時起床。

Apple Watchで目覚ましをかけておいたのできっちりと6時に眼が覚めた。すぐに朝風呂へ。お湯に浸かっていると気持ちが良くてこれはもう天国だと思う。(笑)

そのあと朝食バイキングへ。今日はどういうわけか客が少なかったのでその分ゆったりと食べることができた。下の写真のように好きなものを選んで、何度でも取り分けることが出来る。

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延長して今夜も一泊することにしたのだが、そのために別の部屋に移動しなくてはならない。そこで、いちおう荷物をまとめる。10時にホテルのリムジンバスで近鉄奈良駅へ。

今日の計画は「東大寺」-「二月堂」-「春日大社」-「興福寺」を廻るというもの。

振り返ってみると東大寺の大仏を最後に見たのは52年も前のことになる。本やテレビの映像のせいでそんなに時間が経っていたとは思えなかった。東大寺の大仏殿はその大きさにあらためて圧倒される。

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今日は風の強い日でかなり体感温度が低かった。二月堂にさしかかった頃には雨も降ってきた。

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途中の茶屋でひと休みする羽目になった。しかしここで休めたのは結果的に良かったと思う。無理をしないのが一番。

ブリギッテは今日も写真を撮りながら歩いて楽しそうだった。最後は 16141歩・12km 歩いたことになる。

「春日大社」を観終わった頃にはようやくブリギッテの顔にも疲れが見えてきた。しかし、わたしはどうしても「阿修羅像」が見たかったので「興福寺」行きを強行する。ちなみに今日もバスなどは使わず全て徒歩で廻っている。

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初めてまみえる阿修羅像は想像以上のインパクトを与えてくれた。少年の顔をしているからだろうが、何か遠い遠い記憶を呼び覚まされるような、安らかで、そして悲しいような幸せ感に浸れる。これを見れただけで今回の奈良は満足。

幸い、興福寺から近鉄奈良駅は歩いても数分の距離なのでそこまで歩き、そこでピックアップしてくれるリムジンバスでホテルへ戻る。

ホテルに着いてすぐに新しい部屋に入り、温泉へ。お湯に10分ほど浸かっていただけで今日一日の疲れがすうっと消えていく。

夕食は3日連続で近くの焼き鳥屋へ。相変わらずのおいしさ。顔なじみになったせいか頼んだ日本酒の量も多めに注いでくれた。(笑)

ブリギッテもホテルの部屋でもう少し飲みたいというので LAWSON でワンカップ大関を買い求める。ホテルの部屋に戻って酒盛り。(笑)

旅の七日目・奈良

2019年12月26日(木)・小雨/最高気温12度

6時40分起床。

6時に起きて朝風呂を、と思っていたのだが少しだけ寝過ごした。それでもゆっくりと温泉を楽しんで朝食会場へと向かう。

このホテルを選んだのはミュンヘンに住む日本人の友人が薦めてくれたから。彼の言う通り、温泉と朝食のバイキングが充実していた。どちらも満足!

今日は特に予定した行程はなかったのだが、ホテルのフロントで見つけた「平城宮跡・周辺散策ルート」という情報チラシのプランに乗ってみることにする。このホテルからは歩いてすぐの距離に平城宮跡が拡がっている。わたしはまだ行ったことがなかった。

ときおり降ってくる小雨が少々鬱陶しかったけれど、ゆったりと平城宮の跡を巡ることが出来た。

「東院庭園」

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を振り出しに

「法華寺」

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まで足を延ばし

そのあと「朱雀門」

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そして「大極殿」

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ここまで廻るとさすがに少し疲れた。この時点で歩数は一万歩を超えている。

そのあと唐招提寺に行きたかったので「大極殿」の裏を走っているバスに乗り「大和西大寺駅へ」。お昼時を過ぎていたのと歩き疲れて座りたかったので、着いてから駅前の小さなカフェで簡単な昼食をとる。

そこから近鉄線・「尼ヶ辻駅」(一駅) まで乗り、唐招提寺まで10分ほどの道を歩いた。住宅街を縫うようにして歩く途中の道もなかなか興味深くてブリギッテは盛んに写真を撮っていた。

唐招提寺 はわたしは多分2度目だと思うけれど、もう記憶には余り残っていない。

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仏像も、建造物も、庭の造りもとても素晴らしいものだった。なにかの本で読んだ先入観ではないだろうけれど、おおらかでやさしい空気感に包まれた見事な寺院だ。訪れて良かった!

観終わった頃にはもう夕方の4時を過ぎていて薄暗くなり始めている。余裕があれば「薬師寺」も観たいと思っていたがそれは止めた。ブリギッテの表情を見ても、疲れの限界に来ている様子。

そこで近鉄線の奈良まで電車に乗り、そこからシャトルバスでホテルに戻ってきた。

荷物を置いてすぐに大浴場へ。これがあると思うと少々の強行軍も乗り切れる。(^_^)

夜は「お好み焼き」の店で食べた。余り期待はしていなかったけれどやっぱり物足りず、昨夜食べた焼き鳥屋さんに入り軽く食べて日本酒で締めた。

就寝前にもう一度温泉に浸かる。17972歩/12.8km を歩いた疲れも取れた。至福。

旅の六日目・長崎 ⇒ 奈良

2019年12月25日(水)・あめ〜曇り/最高気温15度

7時起床。

最後の最後まで「長崎市歴史博物館」へ行こうかどうか迷ったあげくに諦めた。列車の時間が11時20分発だったので行くならば朝食のあとかなり急がないといけない。

しかし朝食ルームで出会ったドイツ人とブリギッテが話し込み始めて、これは駄目だと諦めた。部屋に戻ってゆっくりと荷造りをしていたら外はけっこう激しい雨になる。無理をして博物館に行かなくて良かった。

11時20分の列車に間に合うよう、充分に時間を取って出掛けたつもりが路面電車の乗り間違えでギリギリ発車5分前の到着。

見送りに来てくれていたクラスメートがお土産と車中で食べるようにとサンドイッチ、ぼた餅を持ってきてくれた。本当に親切!

復路は「新鳥栖」,「新大阪」、「京都」、で乗り換え、奈良には17時52分の到着。「奈良ロイヤルホテル」到着は18時40分。もうすっかり暗くなっていた。

チェックインしたあとひとまず荷物を部屋に置いて夕食に出掛ける。Google マップでこのホテルの近所を調べ,良さげな「焼き鳥屋」で食べることにする。これが当たりで、とてもおいしく、気さくなお店だった。

お腹一杯になってホテルに戻り,ホテルの地下にあるスパ・大浴場へ。今回の旅の目的のひとつは温泉に浸かることだった。

ゆっくりと一時間ほど楽しんで部屋に戻る。今夜はきっとよく眠れるに違いない。

旅の五日目・長崎

2019年12月24日(火)・晴れ/最高気温14度

7時起床。

朝食の時間が7時から9時半までと言われていたのがなんだか妙な強迫観念になっていた。京都の宿は朝食無しだったのでその点、気楽だった。

朝食のバイキングは標準以上のもので、もう少し若かった頃ならいろいろな料理をもっと楽しめたのに。とにかく胃袋が小さくなった。悲しい! 納豆があったのが嬉しかった。カレーもあったのはイチロー選手の影響か。

昨日、ブリギッテはもう一度「出島」に行くと言っていたのだが、わたしが「シーボルト記念館」「シーボルト邸・鳴滝塾跡」を観に行くというと「出島」はそのあとに行くと言って一緒についてきた。

路面電車でコトコトと走って目的地に向かう。
「シーボルト邸・鳴滝塾跡」は跡形もなく、その跡地だけ。その横に「シーボルト記念館」はあった。

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こじんまりとした記念館で訪問者はわたしたち二人だけ。それだけにゆっくりと見て回ることが出来た。シーボルトが日本から持ち帰った品々が豊富にあるというオランダのライデンにも行きたくなってきた。

記念館を出てから小綺麗な洋菓子屋さんで小さなケーキを二つ購入。ケーキもメリークリスマス仕様。(^_^) 店を出た瞬間に東京に住む友人からメールが入った。彼は1年ほど長崎に出張で滞在していたことがあったらしく、おいしい回転寿司店を教えてくれた。ちょうど路面電車の道筋だったので急遽昼食は「回転寿司」に決まる。そこは「若竹丸 浜町店」という。

入ってみて想像していた回転寿司と違うのにまず戸惑う。寿司が廻っていない! 新幹線の模型のような、電動で動く列車がタブレットで注文した寿司を運んでくる。

席に着くまで待ち時間が10分ほどあったので観察していたのだが、かなりのお年寄りもしっかりとタブレットを操作して寿司を楽しんでいた

そしてやはりタネが新鮮!特に貝類のシコシコ感が溜まらなかった。軽く食べようと思っていたのも忘れてかなり満腹になるまで楽しんでしまった。そしてお会計が 2717円 という安さ。(2人分)

ブリギッテはこのあと一人でもう一度「出島」に行くという考えを捨ててホテルでの昼寝を選択。(笑)  結局5時頃までグッスリと眠ってしまった。

眼が覚めてから買ってきたケーキでお茶。 Regensburg のユリアからビデオチャットが入ってしばらく話をする。24日の今夜、ドイツは「聖夜」(Heiligeabend) ということだが、こちらは全く関係のない空気感。

夜は「大浦天主堂」に行ってみる。これもブリギッテの希望で、日本のミサの様子を体験してみたいと言う。

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20時から始まるミサに19時から並んだ。小さな教会なので満席で入れなくなるのを危惧したのだが、われわれは二列目の席に座ることが出来た。ミサ自体はわたしにとっては退屈なものだった。ミサを取り仕切った神父も抑揚のない調子でやる気があるのか無いのか。壇上に立つ神父たるもの、もう少し発声と演技を学ぶべし、と、これはドイツの神父たちにも言えることだが。

新鮮だったのは女性の参列者が白いレースの布を頭にかぶっていたこと。ポルトガルとかスペインのカトリックの教会のミサでそんな光景を見た記憶がある。

今日は暖かいとはいえ,暖房設備のないこの教会ではミサも終わりに近づく頃にはシンシンと冷えてきた。ミサが終わり外に出て、たまらずホテル近くのコンビニで日本酒・ワンカップ大関を購入。部屋に戻ってお燗をして飲んだ。生き返った!

珍しくブリギッテも一緒に日本酒を飲んだので、足りなくなり、わたしがまたコンビニに買いに走る羽目に。

明日は11時20分発の列車で長崎を後にする。

旅の四日目・京都 ⇒ 長崎

2019年12月23日(月)・晴れ/最高気温16度

5時30分起床。

今朝は7時20分発のひかり号で京都を出発するので早起き。雨もあがっていて気分が良い。市バスで京都駅に向かったのだが、バスの中はすでに満員状態。

パンの「ドンク」で数個のパンを買って乗車。「ひかり号」の中でそれを食べながらペットボトルのお茶を飲む。博多には10時11分着。そこから10時55分発「かもめ17号」に乗り換えて12時49分に長崎着。博多駅ではおいしそうなお弁当を買って車内に乗り込み、それを楽しんだ。

長崎に着く前の30分ほどをグッスリと眠って体調は良し。タクシーで「ホテルモントレ長崎」へ向かう。ここの内装は長崎の異国情緒を織り込んだこじんまりとしたホテルだけれどちょっとだけキッチュ(kitsch)。若い女性なら大いに喜ぶのかもしれない。

ひと休みしてから徒歩で「出島」へと向かう。前回わたしが訪れたのは2012年12月4日だからもう7年も前のことになる。その間にここの修復工事も進んでいたようで新しく観るものもあった。反対に痛み始めている箇所もあったりして、こういう歴史的建造物は常に修復していないと駄目なのだろう。

ブリギッテは調べたいと思っていた用件で想像以上の成果があったので大喜び。ちょっと舞い上がっていた。(笑) 下の写真は学芸員から彼女のご先祖様ゆかりの建物を説明して貰っているところ。

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18時から藝大時代の同級生がホテルまで迎えに来てくれて、まずは港を見下ろす高台までタクシーで連れて行ってくれる。すっかり暗くなった長崎港を囲む長崎の街の光が本当に美しかった。

わたしの iPhone 7 Plus ではとてもこの夜景の彩りを写せないので、ホテルのホームページから借用する。まさにわたしが立っていた同じ位置から写したもののようだ。

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そこを下って彼女のおすすめの居酒屋風レストラン「出島亜紗」へ。数種類のお料理を頼んで日本酒を楽しむ。おいしいお酒だった。

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出て来る料理は味といい彩りといい器といい全て申し分のないクォリティーだったが、わけてもお魚の新鮮なこと! 刺身の盛り合わせは特に絶品だった。

21時半頃にお開きとし、ホテルに戻る。

旅の三日目・京都は雨

2019年12月22日(日)・曇りのち雨/最高気温10度

9時45分起床。

夜中に何度か目が覚めたが時差ボケなんだか、年齢のせいなのかははっきりしない。とにかく眠れなくて苦しいという事はない。

今日は朝から雨になるという天気予報だったが、午前中は曇っていただけ。明日からの列車の切符を買うのに京都駅の「みどりの窓口」に行ったが,駅ビルの中に入った時にブリギッテが JR Pass をホテルに忘れてきたことに気がついた。

仕方がないので駅ビルの中のうどん屋さんに入り早めの昼食をとる。わたしは「彩りうどん定食」を,ブリギッテは同じうどんを定食ではなく茄子の天ぷらをトッピングに選んだ。やはり京都の味は薄めである。

そこから「二条城」へ。わたしはもう何度も来ているのだが、ブリギッテは観たかどうか憶えていないという。しかし、二の丸御殿に入ったところで14年ぐらい前に来た時観ているということに気がついたらしい。しかしそれぐらい期間が開いていればまた面白いだろう。ただ、床が冷えていて靴下を履いただけの足にはかなり寒さが応えた。見学のあとお茶とお汁粉をいただいてホッと人心地つく。

外へ出た14時頃からポツポツと雨が落ちてきた。かなり疲れていたのでいったんホテルに戻りベッドに横になる。40分ほど休んでいたらずいぶん身体が楽になってきた。

そこで再び京都駅に向かい、これからの旅の切符と指定席券を購入。そのあと京都タワーの後ろにあるヨドバシカメラで iiJmio のトラベラーズ・SIM を購入してホテルに戻る。

これで明日からは出先からもデータ通信出来ることになる。やはりインターネットに繋がっていないと旅先ではかなり辛い。

明日は7時20分の新幹線で南に向かう。今夜は早寝しなくては。

旅の二日目・京都

2019年12月21日(土)・曇りときどき晴れ/最高気温11度

10時起床。

午前2時頃に一度目が覚め,そのあとしばらくしてまた寝付いたら目が覚めたのは9時50分だった。よく眠れて嬉しいけれど、これで時差ボケが治ったと思うのは気が早い。数年前にも同じようなことがあったことを思いだした。

朝食はホテル近くの牛丼屋「スキ屋」でとる。わたしは「焼き魚(鮭)定食」・390円、ブリギッテは「納豆定食」・330円をおいしく食べた。

焼き魚定食

食後にコーヒーを飲みたくなったのでそこから近いところにある「コメダ珈琲」でブレンドコーヒーを飲みホテルに戻る。急いで身支度を調えてから友人と約束した「ギアの公演」へとタクシーで移動。

この公演は内容も、小劇場内部の佇まいも,舞台機構、そして観客の反応も素晴らしいものだった。まさにプロの仕事。なんと言っても男性4人、女性1人の演技者たちが秀逸。それぞれの個性豊かな得意技の連発に感嘆!

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90分ほどの公演を満喫して、次に訪れたのは法然上人ゆかりの「知恩院」。友人のご両親が眠っているお寺で、彼女のお墓参りに付き合った。

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ここも一般の観光客では入れないところまで一緒に入れて貰い神妙に坊さんのお経を聞いて焼香してきた。宗教というものに距離を置いているわたしとしては微妙に違和感がある。

そのあと「八坂神社」の脇を通り過ぎて祇園へと徒歩で向かう。「花見小路」と呼ばれる通りを往復してから高島屋デパートまでそぞろ歩き、3階の喫茶店で日本茶(煎茶)を飲む。

会話が興に乗りあっという間に今夜の夕食を予約しておいた中華料理店「東華菜館・京都・本店」へ。

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そこで友人の家族と落ち合い総員5名で円形テーブルを囲む。伝統的な中華料理店らしい。味の方はミュンヘンの中華料理店とは比較にならないまでも、突き抜けておいしいというほどでも無かった。期待が大きすぎたかもしれない。

闘病中の友人の体調もあるので21時過ぎにお開きとしホテルに戻る。

旅の一日目:名古屋空港 ⇒ 京都

2019年12月19日(金)・晴れ/最高気温14度

もうすっかりと雪をかぶった日本アルプスを眼下に眺めながらほぼ定時に名古屋空港に到着。

ブリギッテも普段と変わらない様子でわたしは安心する。彼女は自分でもショックだったらしく「これが UNI に通い出したストレスから来るものだったとしたら、 UNI での勉強を続けるのは諦めようかしら」と気の弱いことを言う。

名古屋空港から名鉄の電車で名古屋駅へ。そこでこれから使用する JR Pass の手続きを済ませる。そのあと大きな旅行鞄の一つを宅急便で東京に送ってしまう。こんなことをしているとかなり汗をかいた。今日の名古屋は暖かい。

名古屋駅で新幹線に乗る前にブリギッテ念願の弁当を購入し、車窓から景色を眺めながら食べるということが出来た。意外と名古屋ー京都間は短いのであっという間に時間が過ぎていった。

今回の旅で京都にとった宿は エムズイン大宮 KARIGANE というもの。Booking.com のサイトから予約したのだが、2ベッド室でなんと3泊/140 €である。もちろん設備などは最小限で朝食も付かない。しかし、清潔なのでわたしたちにとって安いというのはありがたい。

午後4時からのチェックインということだったが。われわれが到着した2時過ぎにはもう部屋の準備が出来ていた。

ひと休みしてから夕方までの時間を少し歩こうということになった。ホテルからはちょっと遠いけれどわたしもまだ行ったことがない「錦市場」まで歩くことにする。

聞いてはいたが「錦市場」はとても楽しいところだった。ブリギッテもその雰囲気と店の数々にハマって、疲れも見せずに見て回る。18時頃になると人出も多くなり、閉店する店もチラホラと出てきたので、また徒歩で帰ることにする。

ところが帰り道は迷ってしまってホテル帰着時間が大いに遅れてしまった。

それからバスタブにお湯を張って入浴。ブリギッテは20時半頃にはもう眠ってしまった。わたしも今日は21時半頃の就寝。疲れてはいるがやはり時差ボケは出るだろうなと覚悟している。

旅の始まり:ミュンヘン ⇒ 京都

2019年12月19日(木)・晴れ/最高気温13度

7時起床。

12時ミュンヘン発の飛行機に乗れば良いので朝はいつもの時間に起きる。それでも旅行鞄の詰め具合が気になり、もう一度やり直す。

9時に家を出て予定通り10時頃にミュンヘン空港着。余裕だろうと思ったが意外に残り時間はなかった。この時期はクリスマスを控えて旅行客が多い。

今回の航空会社は Finnair でずいぶん前に予約しておいたからかなり安く手に入った。

その分を普通のエコノミークラスに 95€ 足してエコノミー・コムフォートという座席にした。要するに前の座席との間隔が比較的ゆったりしている。比較してみると東海道新幹線の座席よりちょっと前後の間隔が狭い程度。しかし、これだけの差でも9時間ぐらい座っていなければならないのだからずいぶん違う。

そしてシベリアの上空を飛んでいる頃に,ブリギッテが急に気持ちが悪いと言って真っ青な顔になりスチュワーデスを呼ぶことになる。

すぐにビジネスクラスの座席に運ばれて横にならせて貰う。機内アナウンスをしたら、たまたま搭乗していた日本人女性の医者が名乗り出てくれて脈をとったり様子をみてくれた

そうするうちに弱々しかった脈動も戻ってきて顔色も心なしか良くなってきたので一安心。それからの彼女は数時間を眠り続ける。

わたしはやはり気が動転していたので自分の席に戻ってからも30分おきにApple Watchタイマーを掛けて彼女の様子を見にいく。そんなことを3度も続けていたから機内での睡眠はほとんど出来なかった。それでも安心してからは一時間ほどは眠ったかもしれない。

飛行機が名古屋に着く一時間ほど前に,ブリギッテがビジネスクラスの席から戻ってきた。何事もなかったかのように朝食もしっかり食べて、無事に名古屋空港着。朝の9時15分だった。

新しい旅行鞄を格安で購入

2019年12月12日(木)・小雨/最高気温4度

8時起床。

昨夜はブリギッテに4枚の CD のリッピングを頼まれて、それに取りかかっていたら午前0時過ぎの就寝になってしまった。4枚とも音楽ではなく本を朗読したもの。 UNI で読まなくてはならない本らしいがオーディオで聴けばずいぶん楽だという。

その前に Mac OS の 10.15.2 へのバージョンアップ、iOS、iPad OS の 13.3 へのバージョンアップをやったりしたので時間が押してしまった。最近アップルは OS のバージョンアップをしょっちゅうしているが、それだけバグが多かったということなのだろうか。

ようやくブリギッテの iPhone7に4枚の CD をインストールし終わってベッドに入ったのだが、目が冴えてなかなか寝付けなかった。

朝は久しぶりにゆっくりの目ざめ。朝食もゆったりと。ブリギッテを UNI に送り出してからはわたしひとりの自由な時間。窓から見る外の様子は小雨の降る寒そうな日なので家の中にいられるのが嬉しい。

昼食は薄口醤油と茅の舎のだしを使った讃岐うどんを作って食べる。ワカメとネギを刻んだだけのアッサリとした温かいうどんで胃にも優しそう。

お昼頃ブリギッテから電話があり、 ALDI で旅行用の鞄を今日から売っているという情報が。今回の航空会社 Finnair は23Kg までの鞄を2個預けることが出来るのでどうしようかと考えていたところだった。値段も 69,99 €と格安なので買ってきた。これで40年前に買ったサムソナイトの鞄を処分することが出来る。(^_^)

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夕方18時半からブリギッテの親戚が二人訪れる。3人で来年の一族会の準備を相談するというので、わたしはそれから逃れて外食することにした。久しぶりに Sichuan Küche にて四川風中華をおいしく食べる。

帰宅は21時過ぎ。お客たちはそれから22時20分頃までいたので一時間ほどおしゃべりにお付き合い。疲れた!

夫婦でベルリン・三日目(最終日)

2019年11月4日(月)・雨のち曇り/最高気温13度

8時起床。

今朝も起き抜けの水泳に出掛けたブリギッテが戻るのを待って朝食へ。昨日の日曜ほどは泊まり客で混んでいなかった。今朝も美味しく食べて満足。ただ残念な事に小雨模様。

10時にチェックアウトし、旅行カバンはフロントで預かってもらう。小雨の中をまずはクーダム(Kurfürstendamm)へ向かう。

お目当てはベルリンで最高のデパートである KaDeWe 。外はどうせ雨が降っているのでここをじっくりと見て回ることにした。ブリギッテもこのデパートにはだいぶ満足した様子。

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外へ出ると雨が止んでいて助かった。しばらく歩いた所にユニクロの店があってそこに入る。Hackescher Markt の店とは違って広さも品揃えも日本のユニクロ店並み。

何も買わずにそこを出てから Literaturhaus でひと休み。疲れた体に甘いケーキがおいしい。

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元気を取り戻して、次はトルコ人が多く住んでるというクロイツベルク地区へ向かう。

昨夜はホテルのコンシェルジェに「夜はおよしなさい」と止められていた。行ってみて確かに夜はちょっと怖いかも、と思う。

そこからまた Friedlichstr. 近くの Dussmann に向かう。そこで一昨日目を付けていた友人へのお土産を買ってホテルに戻る。

旅行カバンを引き取ってベルリン中央駅へ。列車の座先に座ると、あとはミュンヘンに運ばれて行くだけ。ようやく旅の終わりを実感する。ミュンヘン中央駅に着いたのは定時より数分早い22:35。途中でトラムの故障があったので帰宅は23時30分。

疲れたけれど、 Weißbier を飲んで就寝しようとしたらもう日付が変わっていた。

ここはベルリンか!?

2019年11月3日(日)

今日の夕食をとホテルの近くのレストランを探し回ったのだが、なんと Erdinger, Paulaner, Löwenbräu のバイエルン料理店にたて続けて遭遇してしまった。

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しかしここベルリンまで来てバイエルン料理を食べたいとは思わないので外からひやかしただけでパス。三軒ともそれぞれにけっこうな客が入ってビールを楽しんでいるのが窓の外からも見える。

この三軒以外のレストランは閑散としていて旅行者としては入りずらかった。

夫婦でベルリン・二日目

2019年11月3日(日)・曇り/最高気温13度

8時起床。

昨夜は疲れて早く就寝したのでグッスリと眠れ、体調は良好。ブリギッテは起き抜けにホテルのプールに泳ぎに行った。そのあと朝食。

ホテルの朝食(バイキング)としてはここ最近なかったほどの行き届いた内容のものだった。係の女性たちもキビキビと笑顔で接してくれて気持ちが良い。

身支度を調えてから、このホテルから歩いても13分ほどの博物館が固まって立っている Museumsinsel へ向かう。それまで雨が降っていたので歩道は濡れていた。滑らないようにと注意して歩く。

ブリギッテのお目当ての博物館 Pergamonmuseum は14時からの入場ということで,その前に同じ建物の中にある Neues Museum の方を先に観ることにする。

わたしは以前にもこの二つの Museum をじっくりと観ているので少々時間を持て余してしまった。そして博物館とか美術館を歩くとかなり疲れる。

Neues Museum を観たあと館内の Café でひと休みする。そして14時からは一時間以上掛けて Pergamonmuseum を観る。こちらもわたしは二回目だけれど前回に見逃しているものがあったりして面白かった。例えば次のレリーフ。

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石に彫られた画像は王様とその秘書のものだが、秘書が脇に抱えている折りたたみ式の板は現代の「キーボード付き iPad」 によく似ているし、左手に持っている「筆箱」はなにかのリモコンに見えないこともない。下はその説明書き。これを見ていると、さまざまな妄想が湧いてきそう。

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次の写真は Pergamonmuseum のメインストリートを上階から写したもの。この空間の圧倒的な印象!

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ひととおり観たあとはさすがにつかれ果ててホテルに帰り着き一時間ほどグッスリと眠った。

19時近くになって夕食をとるためにホテルを出る。ブリギッテはクロイツベルクの賑やかなところへ行きたいと言ったのだが、ホテルのコンシェルに聞いてみると「昼間はともかく夜はおすすめしません」といわれて彼女も諦めた。

このホテルの周りにはめぼしいレストランが見つからず、日曜日の夜とあってこれはと思ったレストランにはひと組ぐらいしか客が入っていないので入りそびれる。そこでイラン風のレストランで適当に空腹を満たして20時半頃の帰室。

今回のベルリン旅行ではこれといった食事にありついていないのが今日までの心残り。明日は少しまともなものを食べたい。

今日の歩数は 13.366 歩と昨日とほぼ同じ。

夫婦でベルリン・一日目

2019年11月2日(土)・曇り/最高気温16度

4時45分起床。

5時に目覚ましをセットしていたのだがその前に目が覚めてしまった。昨夜は9時頃に就寝したせいだろう。おかげでゆっくりと出発の準備をすることが出来た。

家を出る時は小雨。6時57分発の ICE に乗って約4時間の列車の旅。そのほとんどをわたしは眠っていたような気がする。ブリギッテは列車の中でも iPad を使って UNI の勉強。

11時59分、定刻通りにベルリン中央駅に到着。幸いなことに雨は降っていない。そのまま Stadtmitte のホテル・ヒルトンに向かったらすぐにチェックインすることが出来た。普通は午後2時とか3時のチェックインが多いのでありがたかった。

部屋でひと休みしてからまずはクロイツベルクのカレーブルスト店 “CURRY 36” へ。

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行列に並んだ末に食べたカレーブルストはおいしかったけれどカレー独特のピリッとした辛さが足りない。どちらがおいしいとは決めつけられないけれどミュンヘンで食べるものとはちょっと異なる。

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お腹が一杯になったあとは Unter den Linden へ。Friedrichstr. にある大きな書店 Dussmann を最初に訪れる。ミュンヘンにも Hugendubel という大きな本屋があるのだが、店内の雰囲気といい、お客の多さといい、Dussmann にはかなわない。やはりベルリンは大都市である。

そのあとブランデンブルク門へ。今日はなにか大きなイベントの準備中なのか大がかりな施設を設定中で雰囲気を楽しめなかった。

そのあと Hackescher Markt へ向かう。ここにある小さなユニクロを覗いてから Hackescher Hof へ。ここでカフェに座りひと休み。この頃に雨がポツリポツリと降ってきたのでホテルに戻る。

お昼に食べたカレーブルストがまだ消化しきれず夕食時になってもお腹が空かない。そこで途中の店でチーズ、ハム、オリーブの実、そしてボルドーの赤ワイン(2018年) を買い求め部屋飲み。

テレビではちょうどサッカー・ブンデスリーグのダイジェスト版を放送していたので久しぶりにそれを観ながら軽い食事を楽しんだ。

今日は 13.866 歩を歩いてかなり疲れた。ゆっくりとバスタブに浸かってから就寝。

旅・ベルリン・4日目(最終日)

2019年7月14日(日)・曇り/最高気温23度

6時起床。

いつもの時間に目覚める。そして今朝も浴槽にお湯を張って冷えた身体を温める。現在のわが家は改装してシャワーだけだから、この際、浴槽に身体を沈めるのも悪くない。(^_^)

7時過ぎに朝食ルームへ。今日はトーストも食べてみたがおいしくなかった。ドイツでおいしいトーストに出会ったのは皆無。どうして日本のヤマザキ・超芳醇のようなおいしいトーストが出来ないのだろう。クロワッサンはまあまあ。

12時がチェックアウトなのでそれまでゆったりと部屋で過ごす。

昨日歩いてみたがどうも Unter den Linden が地理的に飲み込めていない。確かにこの通りには Staatsoper Berlin があるはずなのだがと思って再び行ってみたら、なんとわたしの泊まっているホテルからは歩いて行ける距離だった。(汗)

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念願のオペラハウスも見てちょっとだけ中を覗いてみた。今はワーグナーのリングが掛かっている。

昼食は Café でクラブ・サンドイッチを食べて軽く済ませた。

帰りの飛行機まではずいぶん時間があるので、今回は是非とも行きたいと思っていたペルガモン博物館を見る。記憶の中にあるものよりも意外とコンパクトだったが,内容は圧巻。

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日曜日にもかかわらず訪れる人もそれほど多くなくてじっくりと見て回ることが出来た。先日見た Neues Museum が隣り合わせになっていて、今日はそこもあらためて観ることが出来たので大満足。

ベルリン大聖堂が目の前にそびえる川沿いで、ベルリン最後の夕食をゆっくりととったあとバスで空港へ。

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それからあとは飛行機もS-Bahnも遅延することなく時刻表通り。0:06分の帰宅。なんだか長いような短いような旅だった。

旅・ベルリン・3日目

2019年7月13日(土)・晴れのち雨/最高気温25度

6時起床。

ちょっと寒くて目が覚めた。このホテルの部屋の空調がどうも思い通りに動作していない。部屋の中の空調は切っているのだが、それでも冷房が入っているような気がする。

そんなわけで朝から熱めの風呂をたてて浸っていた。昨日よりは一時間ほど早い時間(7時)に朝食ルームへ。まだ空いていてわたしの他には3人ほどしか客がいない。しかしこれも気持ちのいいものである。

今日こそはペルガモン博物館に行く予定にしていたのだが、お天気の状況を見て Berliner-City Schiffsfahrten も良いのではないかと考えた。

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一昨日は15545歩、昨日は18231歩と歩いたのでちょっと疲れているのも事実である。

Bellevue 駅で下車し、徒歩で船着き場まで数分。折りからお天気は暑いほどの日射しになってきた。10時半の出航でそれから2時間はベルリンの中心部を角度を変えて見ることが出来、とても良い選択であった。川岸に連なる建造物はさすが一国の首都という貫禄を感じる。

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下船してから次はこれも今回の目的であった Unter den Linden 通りをブランデンブルク門まで歩いてみる。途中で大きな品格のある本屋・Dussmann に入りその奥にある静かなレストランで軽くトウモロコシスープとパンの昼食。それからブランデンブルグ門に向かって歩き始める。

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ここも31年前に歩いたはずなのだが、全く憶えていない。車道に挟まれた真ん中の歩道をゆっくりと歩きたかったのだが、折から工事中でちょっと興ざめ。ブランデンブルグ門に着いた頃から夕立のような雨になる。

そこから地下鉄に乗りいったんホテルへ戻ることにする。ホテルに着く頃には雨脚も弱り晴れ間が見えてきた。

夕食は地下鉄で数駅いったところにある日本料理店で食べる。おいしく食べて満足。23時過ぎに就寝。

旅・ベルリン・2日目

2019年7月12日(金)・小雨のち曇り/最高気温22度

7時起床。

昨日の疲れもあったのか昨夜はグッスリと眠れた。7時に起床して8時に朝食。

このホテル (Radisson Blue) はやけに大きい。団体客目当てのホテルなのではないだろうか。朝食ルームに現れた人たちをそれとなく観察してみると客層も普通かそれ以下といった印象。(わたしを含めてだが)。

わたしの持っている10年前の旅行案内にはいちおう名の通ったホテルとして載っているのだが、経営方針を大衆向けに変更したのかも知れない。

今朝は天気予報通りの小雨模様。そんな中を Museum Insel の中にあるペルガモン博物館へと向かう。ここはこのホテルから徒歩で5分も掛からない距離にある。ホテルの立地条件としては申し分ない。

しかし着いてみるとそこは傘を差した人たちの長蛇の列。急遽予定を変更してその隣にある Neues Museum を見ることにした。

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いつもながら博物館、美術館を見て歩くのは体力勝負である。わたしはまだ新しい眼鏡になれないためかすぐに疲れてしまって、全てを見尽くすまでには至らなかった。

昼食は Hackesccher Markt 駅の近くでカレーブルストを食べたがこれは本物ではないとすぐに理解する。今回は是非評判の高いカレーブルストを食べたいものだ。

午後はホテルに戻って昼寝。

夕方近くから、今度は西ベルリン時代の繁華街であったクーダム (Kurfürstendam) に向かう。ここはさすがに大都会のメインストリートという感じ。パリのシャンゼリゼにも似ている。しかしこの大通りを往復するとさすがに歩き疲れた。

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31年前(1988年)の夜に数時間だけこの大通りを歩いたことがあるのだが、すっかり記憶のかなたに消え去っている。その時は Deutscheoper Berlin への引っ越し公演でまだ東西の壁が存在していた時代だった。その時でも、街並みの規模を比較するとミュンヘンは小さな町(村)に過ぎないと感じたことは憶えている。

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夕食は最寄りの駅でスパゲッティ・フルッティ・ディ・マーレを食べる。ホテル帰着は22時過ぎ。昨日と同じように浴槽に湯を溜めて横になった。

天気予報では一日中雨だったのがお昼頃からそれも上がってとても快適な、街歩きに適した気温になったのは幸運だった。

旅・ベルリン・1日目

2019年7月11日(木)・快晴のち曇り/最高気温25度

5時起床。

今朝は8時40分発の飛行機に乗るので5時起き。家を出る15分前にわたしの買った格安航空券はチェックイン時の荷物預けは無く、機内持ち込みの手荷物だけということに気がつき,慌ててひとつの鞄に詰め替えた。

ミュンヘンの空港に着いたのは7時だったからずいぶん待つことになってしまったが、間に合わず乗り過ごすよりは良い。その他は予定通りであっという間に目的地に到着。座席は大変に狭いものでこれで長時間はキツイだろうと思う。しかし今回はわたしの右隣が空席だったから狭さも気にならなかった。機内での一時間は早起きのためにほとんど爆睡。

テーゲル空港は出口から外へ出るともの凄い旅行客で一杯。ここからはホテル直通のリムジンバスが出ているということだったが、それが無いということも分かり普通のバスに乗る。これは誤算だった。電話でたずねたわたしの聞き間違いだったかも知れない。

右も左も分からないまま Tageskarte を自動販売機で買い求め Hauptbahnhof 経由 Alexanderplatz 行きのバスに乗る。これは正解だった。(^_^)

ホテルのチェックインは午後3時からなのでずいぶん時間がある。そこで今回の目的のひとつ「森 鴎外 記念館」を見ることにする。ここは Hauptbahnhof から一駅目の Friedrichstr. で下車すればよい。とても興味深かった。この時代の留学生の質の高さと勤勉さ、そしてエネルギッシュなことに感嘆する。ひるがえってわたしのいい加減で怠惰な留学生活を猛反省する羽目に。

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お昼どきだったのでそのあと記念館近くのレストランで昼食。おいしいパスタ料理だったがちょっと食べ過ぎた。

そこから予約したホテルにたどり着き、チェックインしてすぐに昼寝。とてもよく眠れてまた活力が戻ってくる。

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昼寝から覚めたあとはホテルの近くにある Hackescher Markt に行き、その側にあるユニクロと MUJI の店を見る。残念ながら欲しいものがなく何も買わず。店舗も小さく、品揃えも少ない。

次はそこからほど近い Die Hackeschen Höfe まで歩き、中庭でおいしくビールを飲む。この中庭はなんだかとても居心地がよい。ずっと座っていたかった。

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少し歩き疲れて、夕食はベルリンでもおいしいと評判のベトナム料理店 Monsieur Vuong で麵を食べる。
Monsieur Vuong – Berlin

わたしが入店する時でも列が出来ていた。食べてみるとスープがとても味わい深くコリアンダの量も絶妙なバランス。列が出来るのに納得した。

ホテルに戻り久しぶりに浴槽に湯を張って入浴。体力的には疲れた1日だったが満足。

チロルから帰宅

2019年6月23日(日)・曇りときどき晴れ/最高気温22度

8時起床。

今朝もホテル脇に立つ教会の暴力的な鐘の音で起こされた。泊まった部屋が最上階の部屋なせいか暖房の効きすぎで夜は窓を半開きにして就寝。その結果、時刻を告げる鐘の音がダイレクトに飛び込んでくるというわけ。教会の背景の山容がいかにもチロル。

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しかしチロルであっても現代のこの時期、教会の鐘で時刻を知らせるということが必要なのだろうか?さすがに夜中には鳴らないけれど6時からそれが始まるのだ。

二日目の今朝はこちらもふてぶてしくなり、昨夜就寝したのが2時過ぎということも手伝ってそれから二度寝した。

朝食のあとこのホテルに泊まった招待客に別れを告げて出発。しばらく走ったところにある別のホテル Seelose に泊まっている女性をピックアップして一路ミュンヘンへと向かう。

帰路はガルミッシュ・パルテンキルヘンを通って走る道を選んでみたが市内の工事中による渋滞に遭った。これが無ければこちらのルートの方がチロルに行くのには近そう。

同乗者をミュンヘン市内で下ろしてわが家に帰宅したのは14時過ぎ。途中で買ってきたケーキとコーヒーを飲んでから旅行鞄の整理。そのあと40分ぐらいの昼寝をしてようやく運転の疲れが取れたようだ。

午後から夕方にかけてはチロル地方で写してきた写真の整理やら溜まっていたメールの整理などに時間を取られる。

夕食を食べたあとは少しゆったりとして、今日は早寝。

誕生祝いの本番

2019年6月22日(土)・曇りときどき晴れ/最高気温24度

8時起床。

このホテルの掛け布団がまだ冬用なのか昨夜は暑くて寝苦しかった。9時に朝食を終えて10時に遠足へ出発。

今日は招待客のうちの約30人が三班に別れて行動。ひとつはサイクリング班、もうひとつはハイキング班、そしてわたしとブリギッテが参加した班は老人向けのケーブルカーで山の頂上まで上がりその辺を散歩してまたケーブルカーで下りてくるというものだった。

ここで無理しても仕方がないのと、まだ左足太ももの関節に鈍痛があるので用心した結果の選択だった。

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頂上は標高2080mの高さで、まだ雪が溶けずに残っている。ケーブルカーで到着した時にはまだ視界が晴れていたのだが、1時間もしないうちに霧が立ち籠めてきて雨に替わった。そんな環境の中で飲む Weißbier はまた格別の味!

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ケーブルカーで下界に戻った時には晴れていたので頂上だけの天候異変だったわけだ。

ホテルに戻って30分ほど仮眠をしてから、今夜の誕生パーティが行われる別のホテルへと向かう。

まずはテラスで沈みゆく太陽に照らされながらのアペリチーフ。会場に入ってから本格的な料理が始まった。招待客は全部で60人強。

食事をとりながら、誕生日を迎えた本人の挨拶とか友人たちの祝辞とかがあってパーティは滞りなく進んでいく。料理はあまり変わりばえのしないもので、塩辛かったのが玉に傷だった昨夜の方が楽しめた。

お決まりの生バンドも入って食後にはダンスも楽しむ。深夜の12時過ぎにはチーズ、ソーセージ、なども出され、それを食べて解散。われわれが泊まっているホテルに戻ったのは午前2時を過ぎていた。

友人、70歳の誕生日をチロルで祝う

2019年6月21日(金)・曇り/最高気温24度

7時起床。

朝眼が覚めるとブリギッテはすでに UNI に行く準備を終えていた。彼女を見送ってからひとりでゆっくりと朝食。

彼女が帰宅するまでの時間を荷造りに費やす。今日は友人が70歳の誕生日を チロル(Ober Pettnau)/オーストリア で祝うことになっていて、二晩にわたって招かれている。

ブリギッテが帰宅したのは2時過ぎで、3時にもうひとり女性をピックアップしていくことになっていた。

チロルに着く頃にはもの凄い勢いの雨。車のワイパーを最速にしてようやく時速60kmで走行出来るほど。お客を同乗しているので細心の注意を払って運転する。17時過ぎに目的地のホテルに到着。

ひと休みして19時からの夕食となった。

今夜は彼の家族とごく親しい友人たちと一緒の食事。前夜祭のようなもの。夕食はボリュームたっぷりのフルコース料理だったが、残念なことにやけに塩辛かった。だが最後のメインディッシュである牛肉は味といい焼き加減といい絶品だった。

午前0時に6月22日と日にちが変わったピッタリの時間に友人の誕生日に乾杯。そのあと誕生日のケーキが出たけれどわたしはお腹が一杯で食べられなかった。

就寝は22日の午前1時20分過ぎ。

ひとり旅の計画

2019年6月17日(月)・晴れ/最高気温24度

7時40分起床。

暑くなく寒くなく気持ちの良い1日だった。午前中はゆったりと過ごす。ブリギッテは今日、聴きたい講義があるということで9時過ぎに出掛けて行った。しかし目的の講義は12時開始だとかでずいぶん早く着いてしまったので、図書館で勉強していたようだ。

わたしは13時過ぎに友人と会うために Rosenheimerplatz に出掛ける。コーヒーを飲みながら用事を済ませて15時前の帰宅。

ブリギッテも同じくらいの時間に帰宅。わたしはそれから1時間の昼寝。

夕方はいかのリング揚げとご飯で簡単に済ませる。そのあとひとり旅の計画を立て、7月に実行することにした。

夜はその計画を、ああでもない、こうでもないと考え続けるなかなか決まらない。まあ、急ぐことではないからゆっくりとやるつもり。

ヨハナの誕生祝い (二歳)

2019年3月31日(日)・快晴/最高気温21度

7時45分起床。

バイロイトのホテルで朝を迎えた。快晴で清々しい空気。ホテルの食堂での朝食はありきたりなので止める。バイロイトのマルクトまで散歩がてら歩いた。

日曜日の朝とあってほとんど人通りがなく、その中で開店準備をしている Café のテラスに座って朝食をとった。

10時頃ホテルをあとにして、11時45分にミュンヘンから来たアンナとカローラを Regensburg の駅でピックアップしてからユリア宅へ向かう。

到着したのがちょうど12時過ぎだったので小腹が空いていた。フローリアンがスパゲッティ・トマトソースを作ってくれたのでそれを食べてからわたしは一時間の昼寝。車の運転で疲れていた。

午後はカローラが焼いて持って来たヨハナの誕生祝いのケーキを囲む。

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ミュンヘンの最高気温は17度だったらしいが、 Regensburg は21度と快適。テラスに座って太陽の光を浴びているとかなり暑い。

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19時頃からはフローリアンがご自慢の WEBER でバーベキューをしてもてなしてくれた。

20時過ぎにアンナとカローラを同乗させてユリア宅を出発。ブリギッテは明日ユリアを手伝ってからいつものように夕方戻ってくる予定だ。

今日から夏時間となったので20時過ぎでもまだたそがれどきである。すぐに暗くなったアウトバーンを慎重に運転して22時近くの帰宅。たったの一泊旅行だったのに三日も家を留守にした感じがする。

バイロイトで人形劇を観た

2019年3月30日(土)・快晴/最高気温19度

8時起床。

昨夜は2時間おきに二度も足が吊ってベッドから起き上がったので熟睡出来なかった。

朝食のあと荷物をまとめてバイロイトへと向かう。ユリアの旦那のフローリアンの父親が関係しているマリオネット劇場で上演される “Der Sämgerkrieg der Heidehasen” を観るためである。

人形劇というのが面白い。音楽は1958年に録音されたという古いもの。わが家の3人の娘たちが繰り返し聴いていたものと同じものだった。

家を出てから郵便局、アンナのところに立ち寄り、そのあとスーパーマーケットで空瓶を返却。そしてお墓に立ち寄ったあとようやくミュンヘンをあとにした。

今日はとても素敵なお天気で気温も高い。その中をバイロイトまでブリギッテと交代で運転。14時頃にホテルチェックイン。

そのあと町の中で簡単な昼食をとりホテルに戻ってひと休み。人形劇は17時から18時頃までと短い。

下の写真は幕が上がる前。小さいなりに劇場の体裁を整えてある。
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王と王女が臨席して歌合戦の場面。優勝者は王女と結婚出来るというどこかで聞いたような話。(^_^)
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舞台から観た客席。30席ぐらいしかないが劇場の雰囲気はある。
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そのあとフローリアンの父親とそのパートナーの四人でイタリアレストランで夕食。

最後は彼たちの家に席を移してひとしきりおしゃべりをしてからホテルまで送って貰った。部屋に入ったのは23時過ぎ。

ようやく帰宅!

2018年11月5日(月)・曇り/最高気温11度

7時起床。

昨夜は22時ごろに就寝して朝6時ごろまで眠れた。洗髪、シャワーを浴びてスッキリするが風邪を移されたような気がしないでもない。

朝食は例によってバイキング方式。ごく普通のクオリティ。10:00にチェックアウトしてバス停に来るとなんと25分待ち。一度Hbf に行きコインロッカーに荷物を入れてから町の中心部へ。

ブリギッテ自身が「もうこの街にくることはないかも」と感傷的になっているので今日は不機嫌にならずおとなしく付き合う覚悟を決める。^^;

買い物にも笑顔で従順に付いて回る。大して大きな街ではないから同じ道を行きつ戻りつ歩き回る。この日の歩数は11995歩、9.5Km だった。ウォーキングと異なりダラダラと歩いてこの距離はちょっと疲れる。

下の写真は Marktplatz に立つプロテスタントの教会 Lamberti Kirche。カトリックのゴテゴテした教会を見慣れているわたしにはスッキリとして好感が持てた。

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Oldenburg という街は自転車乗りが多いところで、普通の街だと自転車は道の両側を走るのだが、この通りは自転車が道のほぼ真ん中を走り、主役となっている。ちょっと面白い。

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オルデンブルクを16:35に出発してBremenで乗り換え。 Bremen 発は17:15発。ようやく旅の終わりに近づいた安堵感で、車内では Weißbier を注文。これでおいしい駅弁があれば言うこと無しなのだが・・・。

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ミュンヘン着は深夜の22:41

これでようやくブリギッテが10月から計画していた数回の旅が終了。ミュンヘンには数分遅れて到着。帰宅は23時半。

Norden ⇒ Oldenburg

2018年11月4日(日)・晴れのち曇り/最高気温10度

7時半起床。

昨夜のパーティでは最後の方はミネラルウォーターばかり飲んでいた(提供されたアルコール飲料に気に入ったものがなかった)せいか夜中に2度トイレに起きた。

朝食は昨日と同じメンバー。それまでに我々は荷物をまとめてしまっていたので、朝食後はゆったりと出発時間まで過ごす。ただ風邪を引いている人が半数近くいて、別れ際に当然のようにハグしてくるものだから、うつされるのではないかと内心穏やかではない。

駅まで送ってもらい14:47の列車でオルデンブルクへ向かう。車内は結構な混みよう。定時の16:23に到着。そこからバスで予約しておいたホテルへ。これが思っていたよりも遠かった。荷物をおいてすぐに約束しておいたブリギッテの育った家に向かう。

義父が亡くなって2014年にその家を処分したのだが新しい持ち主が大幅な改造をしたというのでそれを見せてもらう約束だった。新しい持ち主もそれが大いに自慢だったらしく、何度かお誘いを受けていた。

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わたしは以前この家に泊まると喘息の発作が出るので殆ど訪れたことはなかった。家の中の空気が重く湿った感じで全体的に暗かったという印象がある。

15:30頃から17時過ぎまでじっくりと見せてもらいお茶まで頂いて過ごす。外観は法律で変更できないということだが、すっかり生まれ変わった家の中は数カ所の壁を取り払ったせいで、広々として明るくとても良い印象を持った。でも随分お金がかかったことだろう。

暗くなった道を町の中心までバスで引き返し、折から市の中心部の広場で開催していたGrünkohl の屋台で立ち食い。これが空気の冷たさも手伝ってかとても美味しかった。

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Grünkohl + Pinkelwurst はミュンヘンで食べると脂分が多くて重量感がありすぎると感じるのだが、ここで食べるそれは全く違った。その土地のお酒や名物料理はその土地の空気感の中で飲み、食べるものであることを改めて感じる。

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ある程度お腹がいっぱいになり、疲れてもいたのでレストランに入って食べる予定を変更する。屋台でオリーブとかチーズなどを少量ずつ買い、ワインも一本買ってホテルに戻る。

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部屋でくつろぎながらそれらを美味しくいただいた。なんだか東京・大井町のホテルでくつろいでいるデジャブ感がある。

そのあとブリギッテは1人でホテルのサウナに、わたしは部屋で熱いシャワーをタップリと浴びて就寝。明日はようやく自宅に戻れると思うと嬉しい。

北海へのウォーキングと還暦パーティ

2018年11月3日(土)・快晴/最高気温11度

7時半起床

素晴らしいお天気。アストリッドとブリギッテの3人で朝食。息子や娘たちのカップルはどこで眠っているのか。かなり部屋数のある広い家で主人が亡くなっているから泊まれる部屋は随分ある。下の写真はブリギッテの親友の住む典型的な北ドイツ風の家。

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朝食のあとわたしは北海の海岸までウォーキングすることにして出発。往路はできるだけ車道を避けるコースを選ぶ。アストリッドが大体の道を教えてくれた。

下の写真は潮の引いた状態の北海。そう思って眺めるせいかどこか寂しい雰囲気が漂う。

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歩くこと約一時間で目的地に到着。帰路は最短のコースで車道のそばを歩いて帰宅。あまり距離的には変化なかった。10キロ以上歩いたから流石に疲れたが気持ちが良い。

アストリッドの妹、カチヤが3人の子供たちとハノーファーから到着。ピザで簡単な昼食をとったあと昼寝を一時間。疲れた身体を横たえる時、気持ちが良かった。

還暦祝いのパーティは19時から始まった。83人の出席者で彼女の職場関係の客が多かった。料理はバイキング方式でわたしはこれの方が食べすぎることがなくて好き。美味しかった。
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ひとつだけ残念だったのはダンス音楽で専門のDJが居なかったので炭酸の抜けたゼクトの感じ。スピーチも全く予定されていなかったから、これじゃちょっと寂しいと急遽ブリギッテがその場にあった紙に原稿を書いてスピーチ

これは良かった。彼女もこのところ場数を踏んできてこうした大勢の前で喋ることに自信を持っている様だった。帰宅は午前1時半。途中で帰るというフランクフルトから来たご夫婦が頼んだタクシーに便乗させて貰ったが、そうでなければ何時になったことか!

列車の旅【München ⇒ Hannover ⇒ Norden】

2018年11月2日(金)/晴れときどき曇り/最高気温11度

5時起床

今日から4日間の旅行。行き先はブリギッテの親友が住む Norden という北海に臨む街。その目的は彼女の還暦祝いに参加するためである。

彼女はブリギッテと同年だから既に還暦はすぎているのだが夫の死によって今回に延期になっていた。

朝5時に起床。ゆっくりと身支度を整えて6:30のトラムで出発。まだ外は真っ暗である。ミュンヘンの中央駅についてみるとダイヤの変更があることを知らされる。

しばらく前にオンラインで予約した通りだとBremenで乗り換えて Norden には午後3時過ぎに到着するはず。この列車は Bremen 行きの車両と Hannover までの車両が一緒になったものなのだが、今日は Bremen 行きの車両がなんらかの都合で結合されないという。昨夜オンラインで確かめた時にはそんなことは書いてなかった!心の中では「DB、またかよ!」とののしっている。

ということは Hannover からは普通列車に乗り換えなくてはならず、目的地のノルデンに着くのは5時過ぎとなる。下の写真は車窓から見える秋の風景。

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Hannover では2時間余りの待ち時間を利用していったん駅の外に出て昼食。それからは各駅停車に乗り換えてひたすら我慢の旅。ただ一等車を予約しておいたのでそれなりに快適だった。

最後の日にここへは一泊するのだが、ブリギッテの育った街 Oldenburg の駅を通り過ぎる時、彼女は感慨深げ。

17:05に無事に Norden に到着。下の写真は目的地にほど近い北ドイツの夕暮れを車窓から写したもの。

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駅にはブリギッテの親友アストリッドが迎えにきてくれていた。
この夜は彼女の息子、娘とそのパートナーたち、娘の女友達が加わり7人で賑やかに時間が過ぎていく。わたしは疲れていたので22時過ぎに一足先に就寝。長い1日だった。

旅行中のカメラ

2018年10月25日(木)

午前も終わりに近い時間にやっと旅の日記を整理してアップすることが出来た。自宅に戻ってからすぐ実行する予定だったのだが、眼が疲れるので時間がかかってしまった。

今回も一応コンデジの PowerShot G7 X Mark Ⅱ は持っていったのだが全く使わなかった。今回の写真は全てが iPhone7 Plus で写したものである。

クオリティ的に Blog に使う写真程度だとこれで充分だと思える。今回の旅の途中でもコンデジでを使っている人を見たのは2度だけ。98%の旅行者はスマートフォンを使っていて、一眼レフを首から下げた人が2%という印象だった。

スマートフォンが旅に適しているのは重さと簡便さだけではない。今回も教会内の写真は禁止、または1.5€を払え、というところが多かった。観察していると一眼レフで鬱している人が注意されることはあっても、スマートフォンを構えて写真を撮っている人にはおとがめがなかった。これは面白い現象である。

現在使っている iPhone7 Plus で別に不満は無いのだが、先月発売開始された iPhoneXs,iPhoneXs Max,そして明日から発売される iPhoneXR のカメラ性能がずいぶん向上しているらしいのでそれが気に掛かる。^^;

Regensburg ⇒ 自宅へ

2018年10月17日(水)・快晴/最高気温21度

7時半起床。

Regensburg のユリア宅での目覚め。昨夜は夜中に1度目が覚めたりしてよく眠れたという感じはない。今日はしっかり休養したいと思ったのだが、そうもいかなかった。

ユリアの家族との朝食を終わって皆が出払ってからブリギッテはユリアの住まいの掃除を始める。わたしは別に手伝うことのもないのでソファーベッドに横になっていた。

11時過ぎ頃にヨハナを KITA (KinderTagsStätte) に迎えに行きがてら街中で昼食を食べようと家を出る。KITA というのは日本で言う保育園にあたる。若い夫婦が職業を持っている時には、これは必需だと実感する。

街中で日光を浴びながらの簡単な食事のあとヨハナを迎えに行ったのだが、最初にブリギッテを見て泣き出した後わたしを見つけてにっこりと笑った顔を見たらメロメロになってしまった。爺バカである。

朝食の時も最初はヨハナの隣にブリギッテが座っていたのだが、あとから顔を出したわたしを見てブリギッテを押しのけ、ここに座って!と言わんばかりに椅子をパンパンとはたく。悪い気はしなかった。(笑) わたしは幼児と婆さんには好感を持たれるらしい。

ヨハナを連れて家に戻っても疲れが抜けなかったのでソファの上に横になっていた。17時過ぎにユリアが仕事から帰宅。

17時20分頃にミュンヘンに向かって出発する。それまでの長距離ドライブを比較すると Regensburg ーミュンヘン間というのは本当に短い距離である。

結局わたしが運転してブリギッテは助手席で気持ちよさそうに寝息を立てていた。

とにかく事故もなく一週間の車の旅を終わることが出来たことでホッとしている。

ゲルリッツ(Görlitz )⇒ Regensburg

2018年10月16日(火)・快晴/最高気温21度

8時起床。

このホテルの朝食はまあまあ良かった。そのあとゲルリッツの街の観光。噂に聞いていたほどの美しさではないが、古い建物がよく手入れされて残っている。

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一度ホテルに戻りチェックアウトする

12時から教会のオルガン演奏を聴く。かなりクッキリとした透明感のある音色で面白かった。

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この教会の壁に掛かっていた歴代の神父の肖像画の中にこれまたブリギッテの遠い親戚を発見!

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その後お土産を買い求めて14時過ぎに街を後にする。

交代で4時間余りの道のりを運転。最高時速は170km/時で走れたので予定よりも早く着くかと思ったら最後の最後に渋滞に巻き込まれた。

それほどの遅延もなく Regensburg のユリア宅に到着。ヨハナもまだ起きていて久しぶりに顔を見ることができた。夕食のあと22時過ぎまで歓談して就寝。

ブロツワフ⇒ゲルリッツ

2018年10月15日(月)・晴れ/最高気温25度

7時起床。

昨日と同じように彼女が水泳から戻るのを待って朝食。そのあとブリギッテはお土産を買うのだと町の中心街に出かけた。わたしは疲れが溜まっているようなので部屋に戻り二度寝を試みる。

12時にホテルをチェックアウトして Görlitz へ向かう。

その前にブリギッテは Reichenbach (ドイツ名) というところに立ち寄り、親類のルーツを探したいという計画を立てていた。下の写真は先祖の1人がその町に貢献したという記念に作られたモニュメント。

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紆余曲折のあと、偶然の幸運も手伝って彼女の希望は叶えられたようだった。

下の写真はブリギッテの代母だった叔母さん(数年前に死去)が生まれ育った教会の官舎。これはまだ残っていたが教会はすでに取り壊されて更地になっている。

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Görlitz に到着したのは夕方の6時過ぎ。明るく活気のあったブロツワフ(Breslau)と比べるとかなり寂しいと感じる。

途中、ポーランドのお金を使い切るために何年ぶりかでケンタッキーフライドチキンを食べたので夕食時になってもお腹が空いていない。

一応街中を歩いた後でレストランに入りビールと生野菜サラダだけを食べて夕食とした。21時過ぎにホテルに戻りシャワーを浴びて早い就寝。